ニュース

冷凍室ひろびろ、日立の大容量冷蔵庫は整理しやすく鮮度を保つ

まんなか冷凍 GXCCタイプ R-GXCC67V

日立グローバルライフソリューションズは、外出先からスマートフォンで冷蔵庫の中を確認できるカメラ付きの大容量冷蔵庫「まんなか冷凍 GXCCタイプ R-GXCC67V」を、2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は53万円前後。定格内容積は670L。

家庭で冷凍食品への支出が継続して増え、大容量冷蔵庫のニーズが引き続き高まっている。そこで、日立は広い冷凍室や、従来からの鮮度保持機能を継承しながら、冷蔵庫内の食材が分かる「冷蔵庫カメラ」機能を強化。冷蔵室だけでなく冷凍室の下段や野菜室も撮影でき、スマホアプリで自動で食材をリスト化して管理しやすくなり、大容量の冷蔵庫を使いやすく進化させている。

同社は今回のGXCCタイプ以外にも、大容量冷蔵庫4タイプ(HXCC/HXC/HW/VWタイプ)を2月上旬より順次発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36万円~50万円前後(485L~617L)。

左からHWタイプ、HXCタイプ

なお、今回の新製品は、家電量販店などの店頭で値引きされない“指定価格”の対象ではない。

関連記事:高額家電を値引きしない新制度、日立がパナに続いて導入(2023年9月26日)

カメラ付きで買い忘れや買いすぎ防ぐ。大容量冷凍室と全段チルドで使いやすく

大容量670LのGXCCタイプ R-GXCC67Vの大きな特徴は、食材の管理に使える本体上部の「冷蔵庫カメラ」。ドアを開けた際に自動で庫内を撮影する。冷蔵室の棚と左右ドアポケットだけでなく、新たに冷凍室下段や、野菜室も撮影できるようになった。

上部の冷蔵庫カメラ
ドアを開けた際に自動で庫内を撮影する
カメラは冷凍室や野菜室も撮影できるようになった

撮影した画像は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」で確認できる。冷蔵室の中身だけでなく、ストックした冷凍食品やよく使う野菜の在庫状況も、外出先からスマートフォンでチェックでき、買い忘れや二重買い、買いすぎを抑え、食材管理を手軽にできるようにした。

画像を確認することで、ドアを開けずに庫内をチェックできるため、ドアの開閉回数を減らして、冷気の流出抑制にもつながる点もメリットとする。

冷凍室を撮影することについては、在庫管理だけでなく、外出先でも「いま冷凍食品を追加できる空きスペースがあるかどうか」を確認するのにも役立てられる。

新機能として、カメラで撮った画像から、食材のリストを自動で登録できるようになった。これにより手動でアプリに登録する手間が省ける。さらに、カメラ画像からのリマインド通知にも対応。長時間動いていない食材を判定して使い忘れの低減に役立てられる。なお、これらの新機能は冷蔵室のみ対応する。

画像を活用した新機能のリスト自動登録と、リマインド通知
冷蔵庫内の画像
食品ごとに自動で分割してリスト化してくれる

冷凍室も広い194L。3段ケースを備え、1段目は独自の鮮度技術デリシャス冷凍で素早く冷凍する「らくうま! ひろin(イン)冷凍」の機能を持つ。冷凍室を広く使えて整理しやすく、食事の準備をラクにできるという。

冷凍室は買い物カゴ約3.1個分の大容量

冷蔵室は、棚スペース全体をチルド温度にして鮮度を守る「まるごとチルド」を備える。約2℃の低温保存で、どこにおいても鮮度が長持ちし、うるおい冷気によって食品の乾燥を抑制し、一時的に保存したいサラダなどもラップなしで保存できるという。

まるごとチルドで鮮度を守る。ロールケーキなども柔らかさを保持

大容量ながら奥行きは薄型にした65.4cm。冷却器とファンを、冷蔵室専用と、冷凍室/野菜室専用に2つ備えた冷蔵室独立冷却システムで省エネを追求した。冷蔵室を独立させることで、冷蔵室専用の冷却器の温度を高くでき、エネルギーの消費を抑える。

本体サイズは880×654×1,875mm(幅×奥行き×高さ)。定格内容積は、冷蔵室が352L、製氷室31L、冷凍室上段31L、冷凍室下段132L、野菜室124L。年間消費電力量は322kWh/年。カラーはバイブレーションモーブグレーの1色。

カメラ付きでスリムな「HXCCタイプ」なども

まんなか冷凍 HXCCタイプ540L「R-HXCC54V」

上記のGXCCタイプ以外にも、冷蔵庫カメラ付きでアプリにも対応したモデル「まんなか冷凍 HXCCタイプ」の617L「R-HXCC62V」と540L「R-HXCC54V」や、カメラは搭載しないがアプリ対応の「まんなか冷凍 HXCタイプ」の617L「R-HXC62V」と540L「R-HXC54V」、従来機よりも省エネ化した「まんなか冷凍 HWタイプ」の617L「R-HW62V」と540L「R-HW54V」、485L「R-HW49V」をラインナップする。

HXCCタイプ「R-HXCC62V」(617L)の本体サイズは、685×738×1,875mm(幅×奥行き×高さ)。各室の定格内容積は、冷蔵室317L、製氷室24L、冷凍室上段33L、冷凍室下段125L、野菜室118L。年間消費電力量は270kWh/年。カラーはクリスタルミラーとライトゴールドの2色。

さらに、野菜室が中央の「まんなか野菜 VWタイプ」の570L「R-VW57V」と500L「R-VW50V」も発売する。まんなか冷凍のモデルだけでなく、今回からまんなか野菜のモデルにも、鮮度保持機能の「新鮮スリープ野菜室」を採用した。

まんなか野菜 VWタイプの570L「R-VW57V」(右)と500L「R-VW50V」(左)
「新鮮スリープ野菜室」で鮮度を保つ

【ラインナップと店頭予想価格/発売時期】
まんなか冷凍
R-GXCC67V(670L) 53万円前後 2月下旬発売
R-HXCC62V(617L) 50万円前後 2月中旬発売
R-HXCC54V(540L) 44万円前後 2月中旬発売
R-HXC62V(617L) 46万円前後 2月上旬発売
R-HXC54V(540L) 41万円前後 2月上旬発売
R-HW62V(617L) 44万円前後 2月上旬発売
R-HW54V(540L) 39万円前後 2月上旬発売
R-HW49V(485L) 36万円前後 2月上旬発売
まんなか野菜
R-VW57V(570L) 44万円前後 2月下旬発売
R-VW50V(500L) 39万円前後 2月下旬発売