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日立、冷凍の霜を防いでおいしさ保つ大容量冷蔵庫
2025年1月17日 10:05
日立グローバルライフソリューションズは、「まんなか冷凍 HXCCタイプ」2機種を2月下旬に発売する。定格内容積617Lの「R-HXCC62X」と540L「R-HXCC54X」をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に42万円前後、39万円前後。家電量販店などの店頭で値引きされない指定価格の対象となる。
共働き世帯の増加に伴い、週末のまとめ買いや作り置き需要が増加。引き続き大容量冷蔵庫のニーズが高まっている。日立は広い冷凍室や、従来からの鮮度保持機能を継承しながら、新たに霜付きを抑える「霜ブロック」を採用。霜の発生や食材のパサつきを抑え、より上手に、おいしさを保ったままホームフリージングできるようになったという。
霜は、空気と食品の温度差が大きいと付きやすくなる。そこで新機種では、上下の冷気で包み込むように冷やすことで、食品温度を低下させて霜つきを抑制する「霜ブロック」を採用。
「霜ブロック」を搭載する冷凍室下段の1段目(2段目にも搭載する)と、非搭載の3段目、それぞれで約1カ月間凍らせた冷凍食品の霜の付き方を比較してみると、明らかに1段目に保存していた冷凍食品には霜が付いていないことが確認できる。
また「冷蔵庫カメラ」が進化。従来の「HXCCタイプ」は冷蔵室のみの対応だったが、今回から冷凍室下段や野菜室の撮影も可能となった。撮影した画像は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」で確認できる。
外出先からスマートフォンで庫内の状況をチェックできるため、買い忘れや二重購入、買いすぎを抑えて、食材管理の負担を軽減できる。また画像を確認することで、ドアを開けずに庫内をチェックできるため、ドアの開閉回数を減らせる点もメリットとする。
さらに冷蔵室独立冷却システムの採用により、省エネ性を向上。冷却器とファンを、冷蔵室と冷凍室・野菜室それぞれに搭載することで、エネルギーの消費を抑えることに成功した。
「R-HXCC62X」の本体サイズは685×738×1,875mm(幅×奥行き×高さ)。定格内容積は、冷蔵室が317L、製氷室24L、冷凍室上段33L、冷凍室下段125L、野菜室118L。年間消費電力量は267kWh/年。カラーはクリスタルミラー1色。
また同じく2月下旬に「HXCタイプ」2機種、1月下旬に「HWCタイプ」3機種も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36万円~44万円前後(485L~617L)。いずれも「霜ブロック」を搭載する。
さらに海外で展開しているプレミアムモデル「GZCタイプ」も発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は52万円前後。英語表記のタッチパネルやハンドル部分に木目調のアクセントをあしらうなど、高級感を感じるデザインとなっている。
なお「HXCタイプ」「GZCタイプ」は、家電量販店などの店頭で値引きされない指定価格の対象となる。