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ダイキン、花粉の捕集スピードが2倍になった加湿空気清浄機

加湿ストリーマ空気清浄機「MCK904A」

ダイキン工業は、花粉の捕集スピードを従来比で2倍にした「加湿ストリーマ空気清浄機 MCK904A」を、11月8日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は110,000円前後。

より薄型で強力な空気清浄機用の「フラットDCモーター」を開発。従来モーターと比べて出力を1.2倍に強化し、空気中の微細な粒子をより迅速に除去することを可能にする。特に花粉を捕集するスピードは、2倍に向上したという。

新開発モーターの厚さは、従来より約25%薄くできたことで、空気清浄機内部の部品配置を刷新。ファンの直径を従来機より約30%大型化し、吸込面積も約30%広げた。その結果、大風量による空気清浄能力の向上と、人が感じる運転音(SONE値)の抑制、A3用紙よりも小さなサイズの設置面積を同時に実現できたとする。

左が従来モーター。右が新たに開発した、出力1.2倍の「フラットDCモーター」

オートルーバーを搭載した新ツインフラップと、本体のタワー形状により、好みに応じた「おまかせ運転」専用モードで、多彩な気流制御を可能としている。

「おまかせ運転」では、部屋の温度と湿度の状態だけでなく、「花粉・ハウスダスト気流」、「PM2.5・浮遊飛沫気流」、「ニオイ・けむり気流」や「加湿循環気流」など、空気の汚れ具合や湿度に合わせて、自動で気流を切り替え、効率良く部屋の微細な粒子を捕集する。

用途に合わせた「パワフル花粉モード」と「浮遊飛沫モード」の2つの専用モードを搭載。「パワフル花粉モード」では、吹出速度を上げた前吹きの気流で花粉やホコリが床に落ちる前に効率よく捕集。床上30cmの花粉清浄スピードを、従来機比で2倍としている。また「浮遊飛沫モード」では、ツインフラップを上下に連続的に動かすスイングと前吹きを組み合わせることで、室内上部に滞留する微粒子を狙って循環気流で捕集するという。

自動で風向を調整するオートルーバーを搭載した、新ツインフラップ

同社独自の空気清浄技術「ストリーマ」も継承し、1年中飛散する全国16種類の花粉を無力化できる。これら花粉対策への優れた性能により、第三者機関である花粉問題対策事業者協議会(JAPOC)から、花粉対策製品としての認証を受けている。

本体のデザインは、インテリアとの調和を目指し、何層ものインクを重ねる製法により、奥行きのある木目調を表現。質感はツヤとマットを混在させ、陰影をつけ立体感を出すことで自然な風合いにしているという。さらに前面パネルのカラーは、様々な部屋やインテリアになじむよう、落ち着いた重厚なダーク系の木目柄(ダークウッド)と、空間が明るくなるホワイト系の木目柄(ホワイトウッド)から選べる。

設置イメージ
ダークウッド
ホワイトウッド

本体サイズは352×315×777mm(幅×奥行き×高さ)。重さは14.5kg。電源は100V(50/60Hz)。消費電力は空気清浄モード時が8〜84Wで、加湿空気清浄モード時が12〜95W。運転音は22〜54dB。加湿量は毎時1,050mL。適用床面積は空気清浄が41畳で、加湿空気清浄が17〜29畳。水タンク容量は3.7L。電源コード長は2m。