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アイリス、マスクの技術を家電に応用した空気清浄機

加湿空気清浄機 AAP-SH30A

アイリスオーヤマは、自社製造の高性能フィルターを搭載した「空気清浄機 AAP-S20B/AAP-S30B」「加湿空気清浄機 AAP-SH20A/AAP-SH30A」を9月28日に発売する。価格はオープンプライス。空気清浄時の適用床面積と直販価格は順に約10畳/10,978円、約16畳/14,080円、約10畳/14,080円、約16畳/17,380円。

同社はこれまで、マスクと同素材の不織布フィルターを採用したスティック掃除機や、空気清浄機のフィルターの技術を応用したマスク「DAILY FIT MASK Filter+」など、複数事業間の垣根を越えた製品を開発してきた。今回はマスクに採用している特殊帯電技術を応用し、高性能フィルターを内製化。同社家電として初めて搭載する。

高性能フィルターはマスクのJIS規格に準拠した試験において、捕集性能は医療用マスクの品質基準で最高クラスをクリア。微粒子、バクテリアやウイルス、花粉の捕集効率は約99.9%で、PM2.5(0.1~2.5μm)の粒子も99%キャッチするという。

医療用マスクの品質基準で最高クラスの捕集性能を持つ高性能フィルターを採用

汚れた空気は本体下部360度から吸引。集じん脱臭フィルターを通してキレイな空気を本体上部から放出する。タバコ臭や生ゴミ臭など、気になる生活臭も99%以上脱臭するという。

風量は「弱/中/強」の3段階で運転音は最小約18db。切タイマーは4時間/8時間に設定できる。また、おやすみモード時は操作部のランプを消灯または減光した状態で運転するため、睡眠を妨げないとしている。

操作部
おやすみモードに設定すると明かりを抑える

加湿空気清浄機は加湿ユニットを取り外して空気清浄機単体としても使用可能。加湿方式は気化式で、加湿量は3段階切り替え。

タンクを取り外しての給水に加え、本体に取り付けたまま上部から直接水を注ぐことも可能。吹き出し口などの水や加湿した空気が通る全ての箇所を水洗いできるため、清潔に保てるという。

加湿空気清浄機は加湿ユニットを取り外して空気清浄機単体で使える
上部給水に対応
水が通る部分は丸洗いできる

「空気清浄機 AAP-S20B」の本体サイズは約210×310mm(直径×高さ)、重量は約2.2kg。電源コード長は約1.8m。風量は0.5~2.1m3/分。適用床面積は約10畳。8畳の空気清浄スピードは約25分。消費電力は最大28W。本体カラーはホワイト、グレー、ベージュ。

適用床面積約16畳の「加湿空気清浄機 AAP-SH30A」の本体サイズは約238×570mm(直径×高さ)、重量は約4.3kg。電源コード長は約1.8m。風量は0.4~3.1m3/分。加湿量は90~300ml時。適用床面積は、空気清浄時が約16畳、加湿空気清浄時が約5畳/約8畳(木造和室/プレハブ洋室)。8畳の空気清浄スピードは約17分。消費電力は最大55W。本体カラーはホワイト、グレー。

適用床面積約10畳「空気清浄機 AAP-S20B」。左からベージュ、ホワイト、グレー
適用床面積約16畳「AAP-S30B」
適用床面積約16畳「加湿空気清浄機 AAP-SH30A」。左からホワイト、グレー
適用床面積約10畳「AAP-SH20A」