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au、実家のコンセントに挿す見守りプラグ。熱中症対策にも

IoT見守りデバイス「かんたん見守りプラグ」

KDDIと沖縄セルラーは、複数のセンサーを使って家族や不在時の見守りができるIoT見守りデバイス「かんたん見守りプラグ」を、7月31日から順次発売する。熱中症対応の傷害保険も付帯し、価格は8,800円+月額利用料539円。auの契約がない人でも利用可能できる。

本体

「かんたん見守りプラグ」は、モーション・照度・電流・温湿度の4つのセンサーを内蔵した、ACコンセントに直挿しして使うIoTデバイス。本機に家電製品のACプラグを接続して使うこともできる。

LTE-Mの通信方式に対応し、無線LANの環境が整っていない場所に設置した場合でも、センサーで取得した情報を、離れた場所からアプリで確認できる。

内蔵センサーでは、設置場所の人などの動き、部屋の明るさ、家電製品の使用状況、室内の温度・湿度を検知。設置場所の状況を「au HOME」アプリや「with HOME」アプリから確認できる。

例えば、離れた場所に暮らす高齢者家族のリビングのACコンセントに設置。そのうえで、同機のコンセントに扇風機などをつなげておく。すると、リビング内での動きがなかったり、扇風機が使われていなかったり、深夜に明かりがついたままになっていたりすると、あらかじめ登録したスマートフォンに通知されるという。

また留守中の自宅に設置しておけば、不在時の見守りとしても活用できる。

アプリで見守りできる

熱中症リスクを知らせる機能も搭載。温度、湿度を測定し、暑さ指数(WBGT)に基づき、設置場所の30分ごとの熱中症リスクを判断。「危険・厳重警戒・警戒・注意」の4段階で表示、通知するという。

通知先を設置場所にいる人にすれば、通知を受けてから水分補給や室温を下げるなどの対応がとりやすくなる。

また、同機の申し込み登録を完了すると、au損保の傷害保険が無料でプレゼントされる。利用中は補償が継続され、見守られている人が日常生活のケガや熱中症などによって入院した場合、入院一時金30,000円が支払われる。

オプションサービスとなるが、見守りプラグの検知内容から家族の様子に不安を感じた時は、セコムの対処員に自宅の確認、利用者の安全確保を要請できる。支払いは利用時のみで、月額費用は不要。事前に申し込んでおくことで、必要な時にすぐに利用できる。利用料は、1回あたり30分ごとに5,500円。