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手首に巻くだけの充電不要トラッカーを使った高齢者の見守りシステム

遠隔見守り集中管理システム「REMONY」

MEDIROM MOTHER Labsは、手首に装着する充電不要のスマートトラッカー「MOTHER Bracelet」を使った、遠隔見守り集中管理システム「REMONY」を発表した。

在宅高齢者の見守りや、医療現場での患者の体調管理、ドライバーや建設現場などでの従業員の健康管理を、集中管理することで体調急変などの緊急事態の早期発見を実現するという。

スマートトラッカー「MOTHER Bracelet」

同サービスの利用には、スマートトラッカー「MOTHER Bracelet」が必要。同機は、ゼーベック効果を用いた「温度差発電技術」を搭載し、外気と体表面の温度差が1℃以上ある環境で機能する。つまり、身につけるだけで発電し、充電不要で歩数・睡眠量・体表温・心拍数・消費カロリーのバイタルデータを測定し続ける。

遠隔見守りサービス「REMONY」は、このスマートトラッカー「MOTHER Bracelet」を装着した上で利用する。同機で測定したバイタルデータは、医療現場などに設置した専用ゲートウェイ(デバイス)に自動で送られ、パソコンの専用ソフトやスマートフォンのアプリを使って、リアルタイムで一元管理できるという。

例えば介護事業者の利用を想定した「REMONY for Nursing」は、在宅高齢者のバイタルデータに基づく緊急事態の早期発見に特化する。「MOTHER Bracelet」で取得した在宅高齢者のバイタルデータを、介護事業者が一元管理できるほか、設定された心拍値を超えた場合には、管理画面にアラートが表示される。同時に、あらかじめ登録した家族や介護者の携帯電話へ、ショートメッセージ(SMS)が自動送信されるとする。

さらに12月には、転倒を検知すると管理画面にアラート表示する機能や、緊急SOS機能などが実装される予定。

介護事業者向けの「REMONY for Nursing」では、在宅高齢者の見守りを一元管理できる

なお「MOTHER Bracelet」は、専用アプリと組み合わせた単体での利用も可能。この場合は、アプリを使ってユーザー自身が体調管理を行なう。

同機の本体サイズは40×23×12.5mm(幅×奥行き×高さ)。重さは本体18g+バンド12g。価格は44,000円。UNITED ARROWS Special Editionの価格は49,800円。