家電ミニレビュー
あると便利! 部屋の快適レベルがひと目でチェックできるデジタル時計
2023年7月10日 07:05
日中の温度が30℃を超える季節がやってきました。熱中症を避けるためにも湿度・室温は最適に保ちたいところ。我が家の場合、65歳以上の高齢者と小学一年生が同居していることもあって、家族それぞれの「適温」が違います。
家族4人が同じ部屋にいると当然のように「エアコンつけて」「温度を下げて」「温度を上げて」など様々な注文が飛び交うわけですが、どうにも決着がつきません。客観的な意見が欲しいなぁと思って使い始めたのが、シチズンの「新環境目安表示付き高精度デジタル温湿度計 8RZ232-003」です。
このデジタル時計、室内環境を知るのにとっても便利。小さい赤ちゃんがいたり、高齢者の方と同居しているなど、室内環境に気を配りたいご家庭などに特におすすめです。
おすすめポイント1:設定がめちゃくちゃ楽!
時計、特に多機能タイプのデジタル時計は使い始めるまでの設定が難しそうなイメージがありますが、今回の製品はめちゃくちゃ楽ちん! 電源の単三形乾電池2本を入れたら、本体裏側にあるリセットボタンを押すだけです。
電波を受信して時刻合わせを行なう電波時計なので、日時設定の必要がありません。
ただし、電波の受信状況に応じては手動での設定が必要になりますので、ご注意ください。実は私も最初は電波状況が悪く受信できなかったのですが、晴天時に外に出したところ、すぐに受信できました。受信できなかった場合、お試しください。
おすすめポイント2:温度と湿度が大きく表示されていて見やすい!
本体サイズは186×53×132mm(幅×奥行き×高さ)で、とにかく表示が見やすい!
デジタル時計で温度や湿度を表示できる製品はよくありますが、この製品は温度と湿度の方が時刻よりも大きくドーンと表示されます。
ちなみに、本体右下に用意されているボタンを押すと、時刻を大きく表示させることができます。用途に応じて表示方法を変えられるのも便利です。
もうひとつユニークな機能が、過去24〜25時間以内の最高/最低温湿度を確認できるというもの。本体後ろの「最高/最低」ボタンを押すとそれぞれの数値が表示されます。
エアコンをつけていない時間帯の温度変化がどれくらいなのか、この機能で知ることができます。たとえば我が家の場合、30℃を超える暑い日、日中は出かけていて(9:30〜14:30)、それ以外の時間はずっとエアコンをつけていたのですが、24時間の温度差はわずか1℃以内! 想像していたよりもマンションの気密性が高いことがわかりました。
おすすめポイント3:快適状態がカーソルで表示される
この製品ならではの特徴が、部屋の快適状態を「注意報マーク」と、左右のカーソルで表示してくれるところです。
注意報マークの種類は「熱中症/インフルエンザ/快適」の3種類。例えば、40℃を超えるような高温の場合「熱中症」マークが、湿度が著しく低いときは「インフルエンザ」マークが、最適な温湿度のときは「快適」マークが表示されます。注意報マークが表示されたときはそれに応じてエアコンをつけたり、加湿器をつけたりとひとつの目安として使うことができます。
左右のカーソルはそれぞれ温度と湿度の快適度を表しています。温度は19〜27℃が「快適」、湿度は45〜60%が「快適」とそれぞれ設定されています。カーソルがあることで今の状況を感覚的に知ることができます。
エアコンをつけるべきかどうかの目安に
室内環境が快適かどうか、体感温度で判断するのって実は難しいですよね。今回紹介した商品であれば、客観的にわかりやすく今の室内環境を伝えてくれます。体調管理をしっかりされたい高齢の方や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にあると便利な一台です。