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東芝の冷蔵庫ベジータ、幅そのままでカゴ1個分多く入るように
2023年3月22日 10:05
東芝ライフスタイルは、独自の高容積技術により本体幅60cmのまま大容量化・薄型化を実現した5ドア冷凍冷蔵庫「VEGETA(ベジータ) GTシリーズ」を5月下旬に発売する。容量501Lの「GR-V500GT」、452Lの「GR-V450GT」の2機種をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に32万円前後、31万円前後。
設置スペースに限りがある場合でも大容量冷蔵庫を設置したいというニーズに応えるため、冷凍室扉の厚さを従来機種よりも52%薄型化し、冷蔵庫全体の壁を同社独自の技術を用いて薄型化した冷蔵庫。
「GR-V500GT」は、冷蔵庫の設置スペースは従来モデルと同じで、本体幅60cmながら、買い物カゴ(33L)約1.1個分の容量を拡大した。まとめ買いや食品ストックにも対応が可能だとする。「GR-V450GT」は奥行き約65cmで、シンクの向かい側に冷蔵庫を設置した場合でも、スペースを広く使えるほか、庫内の奥まで見やすく手が届きやすいとする。
両モデルとも新製品では、庫内の容量配分を見直し冷凍室の容量を拡大した。冷凍室内に3段容器を採用し、1段目は冷凍ごはんなどホームフリージングした食品、2段目は使いかけの食品や箱入りのアイスなど、3段目はかさばる冷凍食品や500mlのペットボトルなどを収納できるとする。
外観は、フラッグシップモデルと同じフレームレスデザインと、光を柔らかく拡散させて上品な雰囲気を演出するフロストガラスを採用した。
冷蔵室内では、庫内奥に設置しているダクトカバーをスリムでフラットな形状に変更。このほか、スッキリとした庫内を実現するため、庫内側面から出っ張っていた棚の高さ調整をするための棚受けをなくし、はめ込み式に変更した。
このほか、棚の高さを6段階で調整できるようにした。最上段に手が届きやすくするために低く設定したり、使用頻度の高い3段目を大きなものでも収納しやすいよう高く設定するなど、ライフスタイルにあわせて調節できる。
スマホアプリで「かってにエコ」を設定すると、AIが過去の使用状況を分析し、曜日ごとに1時間単位で使用パターンを予測、最適な省エネ運転に自動で切り替える。また、食品に影響がない範囲で温度を上げることで、約10%の節電を可能にするほか、24時間扉開閉が無い場合外出していると判断、自動で約20%節電する「おでかけモード」に切り替えるといった「自動節電」機能を備える。
GR-V500GTの本体サイズは600×704×1,850mm(幅×奥行き×高さ)。容量は冷蔵室が257L、野菜室が98L、製氷室が17L、冷凍室が129L。GR-V450GTの本体サイズは600×649×1,850mm(同)。容量は冷蔵室が233L、野菜室が90L、製氷室が15L、冷凍室が114L。カラーはいずれもフロストグレージュとフロストホワイトの2色。