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シャープ、切妻屋根に適した大型高出力の太陽光パネル

住宅用単結晶太陽電池モジュール「NU-375KH」

シャープは、大型・高出力の住宅用単結晶太陽電池モジュール「NU-375KH」を5月25日に発売した。公称最大出力は375Wで、モジュール変換効率は20.6%。価格は206,250円。

設置面積の大きい切妻屋根に適した大型・高出力の住宅用単結晶太陽電池モジュール。新採用の架台により、これまで以上に多くの種類の屋根材への設置が可能になった。

セル大型化技術により、同社の住宅用太陽電池モジュールで最大規模の大型化を実現。またセルの表面にある発電した電気を集める電極「バスバー電極」の本数を増やすことで電気抵抗を減らし、電極の断面形状を円形としたマルチワイヤ技術を採用。これにより、従来機種比でモジュール出力が約14%アップしたという。

マルチワイヤ技術のイメージ(右)
設置面積の大きい切妻屋根に適した大型・高出力モデル

高島株式会社製の架台「スマートラックジャイロック」を新採用。同架台は対象屋根材が多く施工性が高い点を特徴とし、新たにスレート、金属横葺き、金属瓦棒葺きなどの屋根材への設置も可能となった。従来からのDC立平架台にも対応し、金属嵌合立平、金属はぜ立平の屋根材にも設置できる。

本体サイズは1,755×1,038×40mm(幅×奥行き×高さ)、重量は21.5kg。最大出力動作電圧は34.63V、最大出力動作電流は10.83A。開放電圧は41.08V、短絡電流は11.62A。耐静荷重性能は2,400Pa。

新架台の採用で設置できる屋根材が増えた