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シャープ、黒で統一した太陽電池モジュール。発電効率アップ

「BLACKSOLAR ZERO」シリーズ。左からNQ-130LM/NQ-254BM/NQ-180BM/NQ-130RM

シャープは、住宅用太陽電池モジュール「BLACKSOLAR ZERO」シリーズを10月中旬に発売する。「NQ-254BM/NQ-180BM/NQ-130LM/NQ-130RM」の4種をラインナップ。価格は順に152,400円、117,000円、87,100円、87,100円。

設置イメージ

モジュール部分を黒色にしたことでつなぎ目が目立たない、太陽電池モジュールの旗艦シリーズ。従来機に比べ一体感が向上し、屋根に調和するという。黒色基調のデザインは業界唯一という。

また、サイズや形状の異なる四角形のモジュール2種類と左右の三角コーナーモジュールを組み合わせて設置する「ルーフィット設計」を採用。小さな屋根や複雑な形状の屋根でも隅々まで設置でき、発電容量を増やせる。

黒を基調とした、一体感のあるモジュール
屋根に合わせて設置できる「ルーフィット設計」。画像は寄棟屋根の場合

モジュール設計には、太陽電池セルを正方形の半分のサイズにする「ハーフセル技術」を採用。電極の電力損失は電流値に比例して増減することから、電流値を約半分に抑制してセル実効変換効率を向上させた。また、太陽電池モジュールを大型化して、モジュール出力を従来機比で約13%上げた。

太陽電池モジュールは夏場などに本体温度が上昇するとモジュール変換効率が低下するため、太陽電池セルの性能を向上させて高温時の発電量低下を抑えた。従来機比で約8%、高温時の変換効率を改善した。

高温時のモジュール変換効率を改善

NQ-254BMの本体サイズは1,265×1,055×46mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは16.5kg。公称最大出力は254W。モジュール変換効率は19%。公称最大出力動作電圧は24.1V。公称最大出力動作電流は10.54A。公称開放電圧は29.3V。公称短絡電流は11.05A。

NQ-180BMの本体サイズは925×1,055×46mm(同)で、重さは12.5kg。公称最大出力は180W。モジュール変換効率は18.4%。公称最大出力動作電圧は17.08V。公称最大出力動作電流は10.54A。公称開放電圧は20.93V。公称短絡電流は11.05A。

NQ-130LM/RMの本体サイズは1,201×1,055×46mm(同)で、重さは11kg。公称最大出力は130W。モジュール変換効率は15.3%。公称最大出力動作電圧は12.34V。公称最大出力動作電流は10.54A。公称開放電圧は15.35V。公称短絡電流は11.05A。