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サーモス、炭酸対応保冷ボトルを20年ぶり復活。炭酸水やビールをおいしく保つ

保冷炭酸飲料ボトル FJK-500(左の3本)、FJK-750(右の2本)

サーモスは、同社として約20年ぶりとなる炭酸飲料対応の保冷ボトル「保冷炭酸飲料ボトル FJK-500/750」を3月1日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は容量0.5Lの「FJK-500」が3,300円、0.75Lの「FJK-750」が3,850円。

FJK-500

炭酸飲料やビールなどを入れて、炭酸や冷たさを保ちながら持ち運んで飲めるボトル。同社の炭酸対応保冷ボトルは、2000年に発売した「真空断熱イージーキャップボトル(FDD-500)」(2004年まで販売)以来となり、近年の炭酸水への注目などを受けて、再び製品化された。

なお、炭酸対応保冷ボトルはタイガー魔法瓶が1月より発売し「国内メーカー唯一」としていたが、今回の製品でサーモスも再び参入することになる。

炭酸飲料の保冷に対応
2000年発売の「真空断熱イージーキャップボトル(FDD-500)」。ペットボトルのような形状だった

同社製を含む保冷ボトルの多くは、炭酸飲料を入れるとフタが開かなくなったり開けた時に飛んでしまうといったリスクがあるため、基本は炭酸禁止とされている。

今回、炭酸飲料に対応した新構造のフタは、スープジャーのフタを開けやすくする同社の「クリックオープン構造」を応用。せん本体に設けた圧力開放穴が、開栓時と内圧が高まった時に圧力を逃がす。

フタの部分。ガスを逃がす縦の溝が入っている。
炭酸対応の新構造

フタを少し回すと、シュッと音がして圧力が抜け、さらに回すと開く2段階構造。開けやすく、炭酸を吹きこぼれにくくした。もし圧力開放穴が機能しなくなった場合でも、左右2カ所の溝から圧を逃がす2重の安心設計となっている。

フタ開けは2段階

容量はそれぞれ正確には0.53Lと0.77Lだが、炭酸飲料を入れる際は、それぞれ0.5Lまで、0.75Lまでを目安としている。保冷効力は、6時間で10℃以下。

手入れの際は、せんユニットを取り外した後パーツが分かれるため、すみずみまで洗える。ボトルの口径はいずれも3.6cm。

せんユニットは分解できる。パッキンも取り外して洗える

飲み口は、口当たりの良さに配慮して金属の飲み口を採用。カラーは、0.5Lがシルバー、レッド、ライトブルーの3色。0.75Lはシルバー、レッドの2色。

飲み口は金属製

本体サイズと重量は、0.5Lが6.5×6.5×24cm(幅×奥行き×高さ)、0.2kg。0.75Lが7.5×7.5×28cm(同)、0.3kg。

同日に発表されたサーモス新製品。スポーツ/アウトドア向けなどを用意
底の耐久性を高めた保冷専用の「真空断熱スポーツボトル FHT-802F/1002F/1502F」
キャリーループ付きで持ち運びやすい「真空断熱ケータイマグ JOO-500/750」(手前)
シンプル構造のスクリューマグ「真空断熱ケータイマグ JON-350/480/600」(手前)