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加湿器を安全に使うための注意点。手入れ不足が原因で火災の事例も

NITEは、加湿器などの取り扱いに、注意を喚起する

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、肌やのどの乾燥防止に使われる「加湿器」や「加湿機能付きの空気清浄機」の取り扱いについて、改めて注意を喚起している。

NITEによれば、加湿器などの取り扱いを誤ると、高温の蒸気や内部のお湯による子供のやけど、手入れ不足が原因で機器内部に漏水したことによる火災など、事故に至るおそれがあるとする。

特に乳幼児は、体が小さく皮膚も薄いため、体表面積に占めるやけどの割合が高くなる。短時間で皮膚深くまでやけどが及びやすいなど、重症化しやすい傾向があるため、より一層の注意が必要だという。

そのうえでNITEは、加湿器などの気をつけるポイントを、次のように記している。

  • 取扱説明書や本体表示を確認し、熱いお湯や蒸気を使う製品は、子供を近づけないようにする。
  • 給水タンクには水道水を入れ、指定以外の薬剤などは入れない。満水ラインを超えて水を入れない。
  • 水あかは定期的に手入れをする。機器全体を丸洗いしない。
  • 電源コードを引っ張ったり、折り曲げたり、きつく巻き付けたりしない。

その他、リコール対象製品による事故も発生しているため、持っている製品がリコール対象でないかどうかを、確認すべきとする。

消費者庁のリコール情報サイトでは、最新のリコール情報や、キーワードによるリコール情報の検索を行なうことができる。

またNITEでは、リコール情報をデータベースにしている。NITEのサイト内にある「リコールの検索」ページで、誰でも検索が可能だ。

さらに、NITEの「SAFE-Lite」ページでは、使用中の製品で感じた異常に関する情報を、キーワードとして検索すると、それが事故発生前にみられる前兆(現象)とよく似た事故の情報が表示されるという。

「リコールの検索」ページで、キーワード検索すれば、リコール対象製品を見つけやすい