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テーブルタップの誤った使用法で火災の事例。気を付けるポイントは?
2022年3月11日 06:30
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、配線器具の事故について注意喚起している。テーブルタップの使用を誤ると、出火の危険がある。テーブルタップはしっかりとコンセントに差し、最大消費電力の範囲内で使用することで事故を防げる。
電源プラグに水分が付着して出火した事例
テーブルタップの電源タップ付近から出火し、周辺を焼損した事例では、付近に観賞魚用水槽を設置していた。水槽からはねた水分が電源プラグに付着し、トラッキング現象が起きて出火したものという。
トラッキング現象は、ホコリや水分が電気の通り道(トラック)となることで異常発熱する現象。電源プラグとコンセントの間にすき間が生じないようにしっかり差し込み、定期的に掃除することで、異常発熱を防げる。アルコール消毒液もトラッキング現象を引き起こすおそれがあるため、コンセント差込み口にかからないよう注意喚起している。
多数の家電を接続したことでコンセントが焼けた事例
多数の電気製品を接続し使用していた事例では、差込みプラグと壁コンセントを焼損。接続可能な最大消費電力を超え、差込みプラグが異常発熱したものと考えられる。
テーブルタップや延長コードには、「何Wまで接続できる」といった最大消費電力と「何Aまで接続できる」といった定格電流が定められている。最大消費電力などは、本体や取扱説明書に表示されている。電気製品を接続する際には、これを超えないよう注意している。