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日本のe-bike参入で注目のスコット、フルサスe-MTB「GENIUS eRIDE 2」まもなく販売開始
2020年9月14日 07:00
MTBやクロスバイクで世界的に人気の「SCOTT(スコット)」。特にMTBはワールドカップなど世界的な大会で大活躍中のブランドだ。昨秋に開催された東京オリンピック・マウンテンバイククロスカントリーのテストイベント「READY STEADY TOKYO-自転車ロード」に当選して初めてレースを観戦したが、優勝したニノ・シューター選手をはじめ、男女ともスコットに乗る選手が多く驚かされた。それだけ世界のトッププロが信頼を寄せているブランドだといえるだろう。
そんなスコットが満を持して今春から日本でもe-MTBを発売した。フルサスe-MTB「GENIUS eRIDE JAPAN SPEC LIMITED」、そしてハードテイルe-MTB「SCALE eRIDE JAPAN SPEC LIMITED」だ。フルサスe-MTB「GENIUS eRIDE JAPAN SPEC LIMITED」は発売が決まると、早々に予約生産台数が完売となってしまったが、今秋より第2弾として2021年モデルの「GENIUS eRIDE 2 JAPAN SPEC LIMITED」が発売される。
搭載するボッシュ製ドライブユニット「Performance Line CX」が75Nmから85Nmのアップデートモデルとなり、レバー操作で前後サスペンションを同時にモード切替可能な「Twin Lock Synstm」を採用、サドル変更や新カラーが追加される。価格は638,000円の予定。
今回は2021年モデルの試乗車がないため、2020年モデルのフルサスe-MTB「GENIUS eRIDE JAPAN SPEC LIMITED」を簡単にご紹介しよう。「トレイルアドベンチャー・よこはま」にトレックの「Rail 9.7」と一緒に持ち込んでコースを走ってみたが、どちらもボッシュ「Performance Line CX」(75Nm)ではあるが、スコット「GENIUS eRIDE2 JAPAN SPEC LIMITED」は非常にパワフルな印象を受けた。
「GENIUS eRIDE2 JAPAN SPEC LIMITED」は、ドライブユニットのレスポンスやトルクをいかに路面へ効率良く伝えるかを重視し、フレームを主役に考えたこだわりの設計だという。また、リアサスペンションを逆さまにした設計で、重心を下に集めてリアのリンク部分を軽量化できるため、小さな砂利や石でもリンクがスムーズに動いて吸収。常にリアのフレームが細かく動くことによって、路面コンタクトを保つそうだ。そうしたこだわりの設計でドライブユニットのパワフルさをより実感できたのかもしれない。
レビュー記事は追ってお届けする予定だが、ボッシュ「Performance Line CX」現状モデル(75Nm)と新モデル(85Nm)の違いを体験するために、特別にチューニングを変更しての試乗もできたので楽しみに待っていてほしい。