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ブラウン、リニアモーターカーと同じ技術の電動歯ブラシ。最上位「オーラル B iO」
2020年9月2日 15:57
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)は、「Oral-B by Braun」ブランドから、駆動にリニアモーターカーの原理を用いた電動歯ブラシ「オーラル B iO9」を10月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は39,800円。
オーラル Bで従来から採用されている丸形回転ブラシの駆動に、磁気駆動システム「リニアマグネティックシステム」を新たに搭載した充電式電動歯ブラシ。従来のギア駆動に比べ大きなエネルギーを発揮し、ブラシ1本1本の毛先まで振動させる「遠心マイクロモーション」でブラッシング。Oral-B史上最も高い歯垢除去力を実現し、同社による実験では、手磨きと比較して歯垢除去力が99.7%アップしたという。
ブラッシング圧を3色のライトで伝える「スマート押し付け防止センサー」を搭載した。正しいブラッシング圧のときは緑色、強すぎるときは赤色、弱すぎるときには白色に光る。
本体のモーションセンサーによりAIが磨いている箇所を認知しスマホアプリで伝える「人工知能ブラッシング認知機能」も、2019年発売の「ジーニアスX」に引き続き採用。以前は歯を6エリアに分けて認知していたが、新たに3Dトラッキング機能を追加。歯を外側/内側/かみ合わせ面の16エリアに立体的に分割してブラッシング動作を検知できるようになった。
リニアマグネティックシステムや押し付け防止センサーなどを新搭載した本製品は、歯ぐきの健康にも効果があるという。ブラウンのシニアサイエンティストのアイチャン・センターク氏はオンライン製品発表会で、「オーラル B iOは臨床試験で高い効果を実証した。音波水流ブラシに比べ、歯ぐきのキワの歯垢除去と歯ぐきの健康状態の改善ともに統計的に有意な結果を出した」と力説した。
また、歯ブラシ本体にはスマートディスプレイを採用し、歯磨き時間やブラシ交換の時間を表示する。顔のアニメーション表示もあり、適切なブラシ圧の際に笑顔を表示するなど、歯磨きをする人のモチベーションを上げる工夫も施した。歯磨きのモードは、「標準クリーンモード/やわらかクリーンモード/歯ぐきケアモード/ホワイトニングモード/しっかりクリーンモード/超やわらかクリーンモード/舌クリーニングモード」の7種類。
本体サイズは30×30×183mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは132g。フル充電までの時間は3時間で、一日2回、各2分の使用で約12日間使用可能。カラーはブラック オニキス。替えブラシ「アルティメイトクリーン」2本/マグネット式充電スタンド/充電機能付きトラベルケース/ブラシホルダーが付属する。
そのほか、11月上旬には、3Dトラッキング機能やトラベルケースの充電機能が付かない「オーラル B iO8」を発売する。カラーはホワイト アラバスター。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は34,800円。