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フィリップス、押し付けすぎを自動で防ぐ電動歯ブラシ。歯垢除去力も向上

ソニッケアー 9900 プレステージ

フィリップス・ジャパンは、歯磨きをセンシングしてブラッシング圧を自動調整する電動歯ブラシ「ソニッケアー 9900 プレステージ」を6月4日に発売する。予約は5月25日に開始する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,500円前後。

センシングをもとに使用者に合わせた機能を提供する「SenseIQ(センスIQ)テクノロジー」を電動歯ブラシに初搭載した。専用スマートフォンアプリに接続し、ブラッシング圧や動き、範囲を毎秒最大100回検知する。ブラシを強く当てすぎている状態が続くと、自動でブラッシング圧を下げて歯ぐきを守る。本体のボタンを押せば、ブラッシング圧は元に戻せる。

ブラッシングをセンシングする「SenseIQ」を搭載

また、本体底部のリングライトや振動でブラシの動かしすぎやブラシの押し付けすぎを通知する。磨く際には同じ個所に2秒間ずつ押し当てて磨くことを同社は推奨しており、動かしすぎを検知した際にライトがオレンジ色に光る。また、ブラシを押し付けすぎるとライトが紫色に点滅し、ブラシを押し付ける強さを弱めるとライトが消える。

アプリではブラッシング位置をガイダンスするほか、歯磨きのデータを記録する。電動歯ブラシとスマホがBluetoothで接続できる位置にあれば、アプリを開いていなくてもブラッシングのデータが更新される。

ブラシを押し付けすぎるとリングライトが紫色に点灯
ブラッシングのデータをアプリで記録

本体サイズは約237×27×29mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約116g。電圧はAC100~240V(50/60Hz)。充電時間は約16時間で、満充電時の使用時間は約48分(1日2回2分使用で約2週間)。防水性能はIPX7。カラーはシャンパン/ミッドナイトブルー。A3プレミアムオールインワンブラシヘッド/舌磨きブラシヘッド/充電器台/充電スタンド/USB充電トラベルケース/USB Type-Cケーブル/電源アダプターが付属する。

ミッドナイトブルー

歯垢/ステイン/歯ぐきにアプローチするブラシヘッド

ソニッケアー 9900 プレステージには、歯垢やステインの除去、歯ぐきの健康にこだわった最新のブラシヘッド「ソニッケアー プレミアムオールインワンブラシヘッド」が付属する。ソニッケアーの他の電動歯ブラシにも互換性がある。3本入りが6月4日発売予定で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は4,900円前後。

ソニッケアー プレミアムオールインワンブラシヘッド

ブラシに角度が付いた形状のブラシヘッド。歯間や磨きにくい部分に届き、従来では手磨きの最大10倍だった歯垢除去力を、手磨きの最大20倍に向上させた。またブラシの毛は断面が三角形となっている。コーヒーやワインなどによるステイン(着色汚れ)を2日間で最大2倍除去するという。また、ブラシのサイドが長く、歯磨きしながら歯肉縁上をブラッシングできる。毛はやわらかめで柔軟性があり、ブラッシング圧が強くなりすぎるのを防ぐ。

角度をつけてブラシを植毛
ブラシ1本1本の形状は三角形
ブラシのサイドは長め

ブラシヘッドにはマイクロチップを搭載し、9900 プレステージなどの対応機種ではハンドルがブラシを自動認識して、モードや強さを自動的に設定する。また、ブラッシングの圧力と時間を記録して、ブラシ交換の時期をアプリやハンドルで通知する。

本体サイズは約86×13.2×19.4mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約4.6g。

「SenseIQ」などセンシングをもとにしたパーソナライズ機能を備える製品を展開

9900 プレステージで電動歯ブラシに初搭載したセンシング技術SenseIQテクノロジーは、2021年3月に発売したドライヤーにも搭載されている。また、2月発売のシェーバーにもセンシング技術「SkinIQ」を備える。いずれも、検知した情報をもとに、パーソナライズした機能を提供するもの。

ドライヤー「フィリップス ヘアドライヤー プレステージ BHD827/17」では、髪の温度を1秒間に30回センシングし、風の温度と量を自動調整することで、髪の潤いをキープする。シェーバー「シェーバー S7000/S5000」は「SkinIQ」テクノロジーを備え、ヒゲの濃さを毎秒125回感知し、自動でパワーを調節する。

2021年はセンシング技術を搭載した製品を市場投入