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シャープ、スーパーの特売を献立に活かせる冷蔵庫。各室除菌、まとめ買いや宅飲み用の製氷も

右の3機種が液晶付き「SJ-AF50G」、左の2機種が音声操作対応の「SJ-AW50G」

シャープは、スーパーなどの特売情報が取得できる「プラズマクラスター冷蔵庫」の新製品2モデルを8月6日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売日は、液晶ディスプレイ付きの「SJ-AF50G」が34万円前後で8月6日発売、音声操作対応の「SJ-AW50G」が32万円前後で8月27日発売。いずれも容量は502L。

無線LAN経由でクラウドと連携するサービス「COCORO HOME」に対応する冷蔵庫。両機種の大きな違いは、「SJ-AF50G」が液晶のタッチ操作でクラウド連携などの機能が使える一方、「SJ-AW50G」は人感センサー+音声操作に対応する点。ドアは「SJ-AF50G」が6ドア(フレンチドア)、「SJ-AW50G」が5ドアで両開きの「どっちもドア」。

液晶付きの「SJ-AF50G」

2019年モデルの「SJ-AF50F」や「SJ-AW50F」から、冷蔵庫本体の機能は継承しながら、AIoT機能が進化した。スーパーなどの特売情報を受信する機能において、新たに受け取りたい店舗の登録や食品の指定が可能になった。自宅周辺だけでなく、仕事帰りに立ち寄るスーパーなど最大5店舗まで登録できる。

SJ-AF50Gの液晶画面

同社の特徴であるプラズマクラスターユニットを、各室専用で用意。「プラズマクラスターうるおいチルド」や、野菜の鮮度を保つ「プラズマクラスター雪下シャキット野菜室」などを備える。

そのほか、自宅時間の増加に伴うまとめ買いにも適した大容量の冷凍室「メガフリーザー」も、引き続き搭載した。

音声操作対応の「SJ-AW50G」
人感センサーを搭載する

スーパー特売情報の取得機能を強化。レシピから簡単に買い物メモ登録

新モデルの大きな進化点は、クラウドから配信される情報と連携した特売情報の取得機能が強化されたこと。'19年モデルも特売情報の受信には対応していたが、従来は郵便番号に基づいた近所の店舗のみだったのに対し、新モデルは任意の店舗を個別に選択できるようになった。

特売情報は、ロコガイドが提供する「トクバイ」アプリと同様の情報が提供され、冷蔵庫に配信。帰宅した時などに液晶をタッチ(SJ-AF50Gの場合)または近づいて話しかける(SJ-AW50Gの場合)と、あらかじめ登録しておいた食材や、好みのスーパーの特売情報が確認できる。冷蔵庫本体で確認できるのは最新1件のみだが、スマホアプリで確認すれば、過去の通知もチェックできる。

献立ナビから、特売情報を使ったメニューを確認
最新の特売が通知される
あらかじめ登録した食材をもとに、八宝菜が提案された
レシピの詳細はスマホで確認できる
SJ-AW50Gに話しかけて、特売情報を確認。おすすめレシピも教えてもらえる。詳細確認はスマホで

また、7月17日から提供される「COCORO KITCHEN」新レシピサービスとも連携。作り置きや時短など、利用者の食のスタイルに合わせたメニュー提案や、レシピの検索が可能。レシピから食品を買い物メモに簡単に登録する機能も使える。

上記のCOCORO KITCHENアップデートにより、同機能がスマートフォンだけでなく、パソコンのブラウザ画面からも利用できるようになった。冷蔵庫以外にも、AIoT対応のヘルシオ/ヘルシオ ホットクックと連携。各家庭の食スタイルに合ったメニューの提案や、全国の最新調理ランキングなどに対応している。新しいレシピサービスにより、ユーザーが料理について興味のある項目を設定すると、それに合わせて好みのメニューを検索できる。

なお、COCORO KITCHENの新機能は、今回の新モデルだけでなく既発売のAIoT対応冷蔵庫でも利用可能になる予定。

COCORO KITCHENはパソコンでも閲覧可能に

プラズマクラスターで庫内を清潔に。リモート飲み需要に、透明な氷が作れる製氷も

各室専用にプラズマクラスターユニットを搭載。冷蔵室内は、プラズマクラスターイオンが浮遊する菌の細胞表面のたんぱく質を分解/除菌するほか、庫内に付着している菌も除菌。きれいな冷気が冷蔵庫全室を循環するという。

SJ-AF50Gの冷蔵室

また、「プラズマクラスター見守り運転」も搭載。ドア開閉が多い時間帯や、キッチンの温度上昇を温度/湿度センサーで検知、分析することで、冷蔵室のドアを閉めた直後に集中的にプラズマクラスターイオンを放出して庫内を清潔に保つ。チルドルームには、ファンレスのプラズマクラスターユニットを備え、乾燥を防ぎながら食品の鮮度を保つという。

そのほか、野菜の乾燥を防ぎながら除菌を行なう「プラズマクラスター雪下シャキット野菜室」も引き続き搭載。容量は奥行き約53.5cmで、大物野菜や長物野菜もしっかり保存できるという。

野菜室

冷凍室は、大容量のメガフリーザーを引き続き搭載。食材をたっぷり保存でき、まとめ買いに対応。外出自粛による巣ごもり消費に対応し、「1回あたりの食品購入量やおうちごはんの増加など、生活スタイルの変化にも柔軟に対応する」としている。

大容量のメガフリーザーは、まとめ買いにも

製氷機能は、氷の大きさや透明度を選べる「おうちでロック製氷」に対応。透明度が高く溶けにくい氷が作れるため「オンライン飲み会などにもおすすめ」だという。

製氷室

外形寸法は、SJ-AF50Gが685×699×1,833mm(幅×奥行き×高さ)、SJ-AW50Gが685×699×1,838mm(同)。

本体カラーは、SJ-AF50Gがグラデーションファブリックブラウン、ピュアホワイト、グラデーションレッドの3色。SJ-AW50Gは、ピュアホワイト、グラデーションレッドの2色。