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シャープ、人工知能が「冷蔵庫にあるもので一品」を提案してくれるAIoT冷蔵庫
2018年8月6日 13:10
シャープは、ヘルシオやホットクックと連携できるAIoT冷蔵庫「プラズマクラスター冷蔵庫 メガフリーザーシリーズ」を、8月23日に発売する。容量551L「SJ-GX55E」と、容量502L「SJ-GX50E」の2機種を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、35万円前後、33万円前後(税抜)。
無線LANを搭載した6ドア冷凍冷蔵庫。AIoTクラウドサービス「COCORO KITCEN」と連携でき、ドアの開閉を検知して日中の在宅状況や食事の支度時間などを把握。生活リズムに合わせて、適切なタイミングで適切な情報を届けてくれるという。
また、スマートフォンアプリからは購入した食材を登録可能。登録された食材や、季節などを踏まえて献立を提案してくれる献立ナビ機能を備え、「冷蔵庫にあるもので一品」を作ることもできる。買い忘れがちな食材もタイミングよく知らせてくれ、使えば使うほどわが家流に進化し、毎日の生活をサポートするという。
ホットクックの調理メニューもAIoT冷蔵庫が提案、メニュー数2,000種類に拡大
新モデルでは、無線LAN搭載のウォーターオーブン「ヘルシオ」や、電気無水鍋「ホットクック」で作れるメニューも提案できるようになった。これまでの献立ナビは、鍋やフライパンを使ったメニューのみだったが、新たにヘルシオシリーズと連携可能になったことで、提案メニュー数は4倍の約2,000種類に拡大。
冷蔵庫の液晶パネルでメニューを選択すると、そのままヘルシオやホットクックにダウンロードでき、スムーズに調理できるという。同機能は、共働き世帯の増加に伴い、「仕事や育児に追われて献立を考える時間がないけど家族には栄養のある食事を出したい」、「毎日の家事をもっと効率化したい」というニーズを反映して搭載したとしている。
スマートスピーカーにも対応し、キッチン以外からも音声操作で献立相談や買い物リストの作成ができる。スマートスピーカーは、Amazon Alexaおよび、Googleアシスタント搭載のものが対応機種となる。
新たに伝言機能も搭載。外出先からスマートフォンやタブレットを使って、冷蔵庫にメッセージ送信ができるようになった。例えば、「冷蔵庫にプリンがあるよ」と子供にメッセージを送ると、メッセージは冷蔵庫の液晶画面に表示される。子供が冷蔵庫を開けると開閉状況も記録されるため、帰宅を確認できる。
軽く触れるだけで自動で開く「電動アシストドア」や大容量「メガフリーザー」など
本体はフレンチドアタイプで、軽く触れるだけで自動で開く「電動アシストドア」を採用。両手がふさがっていてもタッチするだけで開けられるという。地震などで揺れを感知すると冷蔵室ドアを自動でロックする「耐震ロック」機能も備える。
このほか、まとめ買いや作り置きに便利な大容量189Lの「メガフリーザー」を搭載。下段冷凍室は3段構造で、食材をたっぷり保存できるという。
生ものの保存や食品の出し入れが多いチルドルームには、食品の乾燥を避けるため、送風ファンのない「プラズマクラスターユニット」を搭載。付着菌を除去し、チルドルーム内を清潔に保つという。冷気の侵入を防ぐ高気密構造で乾燥を抑え、食品の鮮度を保持するとしている。
野菜室は、雪国で野菜を雪下に保存してみずみずしさが保たれる保存方法のように、冷凍室に囲まれた独自スタイルを生かした「雪下シャキット野菜室」を採用。輻射5面冷却で、野菜室全体を低温の冷気で包み込む。野菜室全体のうるおいを保つ「うるおいガード」で野菜の乾燥を抑え、低温密閉状態でみずみずしさを保つという。
551Lタイプの本体サイズは、685×745×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。各室の容量は、冷蔵室が283L、冷凍室が189L、野菜室が79L。カラーは502Lタイプと共通で、グラデーションレッドとエレガントシルバーの2色。