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シャープ、野菜室の掃除がラクな大容量冷蔵庫。夜中に開けてもまぶしくない

右から順に504L「SJ-GK50J」、457L「SJ-GK46J」

シャープは、ネット接続機能やプラズマクラスターを備えたガラスドアの冷蔵庫「GKシリーズ」2機種を2022年2月24日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売日は、定格内容積504Lの「SJ-GK50J」が38万円前後で2月24日、457Lの「SJ-GK46J」が37万円前後で3月10日。

手入れのしやすさ向上。まぶしくない「おやすみモード」も

抗菌や清潔へのニーズが高まる一方で、実際は「野菜室を掃除する頻度が低い」という同社調査の結果を受け、日々の手入れを軽減する設計を採用した大容量の冷蔵庫。2モデルともフレンチドアの6ドア構成。野菜室が真ん中で、冷凍室は下段となっている。

【訂正】初出時、冷凍室と野菜室の位置を逆に記述しておりました。お詫びして訂正いたします(11時47分)

野菜くずがたまりやすい野菜室には、SIAAマークも取得した「抗菌お手入れトレー」を採用。ケースの野菜を全て出して掃除しなくても、野菜くずを手前の細長いトレイ部分に集めて取り出すことで捨てやすくした。

同社調査によると、野菜室や庫内の棚は汚れやすいものの、掃除の頻度は高くないという結果に
野菜室の手前側にある「抗菌お手入れトレー」
野菜くずをまとめて捨てられる

また、チルドルーム上部の棚が簡単に着脱できるようになり、調味料や汁物がこぼれて汚れた場合でも取り外して手入れができる。

チルドルームの棚も取り外して手入れできる

冷蔵室にはプラズマクラスターユニットを搭載。浮遊する菌の細胞表面のタンパク質を分解/除菌するほか、庫内に付着している菌の除菌も行なう。さらに、ドアの開閉が多い時やドアを長く開けていた時などを分析して清潔に保つというプラズマクラスター集中シャワーモードも備える。

操作ボタン部。プラズマクラスター集中シャワーモードも用意

ネットを通じて様々な情報を取得したり機器連携ができるAIoT機能も進化しており、新たに使い方をアドバイスする「AIoT使い方ナビ」を採用。冷蔵庫が話しかける発話機能を活用して、冷蔵庫の使用状況や季節などに応じた使い方を音声で教えてくれる。例えば自動製氷モードの使用頻度が低い時は、同モードをオフにして省エネを提案するという。

音声で使い方をガイドするAIoT使い方ナビ
上部のCOCORO EYEで人を検知して話しかける

また、夜中に冷蔵庫を開けた時にも、LED照明がまぶしく感じる場合に配慮した「おやすみモード」を新たに搭載。深夜0時から朝5時の間は庫内のLED照明を自動で切り替え、暖かみのある色調の照明になり、夜中でもまぶしすぎずに食品をスムーズに出し入れできるという。

【訂正】初出時、「おやすみモードの時間帯をスマートフォンの操作で変更できる」としていましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします(16時25分)

通常のLEDライト。明るく奥まで見やすく
おやすみモード時。暖色の明かりでまぶしくない

そのほか、COCORO KITCHENレシピサービスとも連携し、レシピから購入したい食材をアプリで登録できる買い物メモ機能で料理をサポート。同社のヘルシオやホットクック、洗濯機との連携も行なう。

本体は高品位なガラスドアに、色のグラデーションと光の当たり具合によって浮き上がる立体感のある木目調パターンを採用し、角度によって見え方が変わる。

カラーは両モデルそれぞれにグラデーションウッドブラウンとグラデーションレッドの2色を用意、本体色に合わせた木目調ハンドルを組み合わせている。頻繁に手を触れるハンドル部分にはSIAAマーク取得の抗菌加工を施した。Ag+イオン加工製氷ユニットも抗菌対応。

緊急時に太陽光発電・蓄電池と連携する省電力モードも搭載。自然災害などで停電した場合、冷蔵室と野菜室を約10℃に、冷凍室を約-15℃にして、太陽光発電と蓄電池システムの電力を使用。通常運転では約2日間のところ、約3.3日間運転できるようになる。また、冷凍室を冷蔵室の温度帯に設定すると約4日間まで運転できるという。

ラップなしでも乾燥を抑えて刺身やサラダなどを保存できる「うるおいチルド」や、野菜の鮮度を保つ「雪下シャキット野菜室」なども備える。

チルドは2段式
野菜室

冷凍庫には、前後左右にスライドする十字型の棒を使って自由な形に4分割できる「4切り名人」を用意。冷凍食品などが多い時も少ない時も立ててスッキリ納められる。

4切り名人で冷凍室を整理しやすい

定格内容積は、504LのSJ-GK50Jが冷蔵室265L、冷凍室150L、野菜室89L。457LのSJ-GK46Jが冷蔵室240L、冷凍室135L、野菜室82L。

本体サイズと重量は、SJ-GK50Jが650×684×1,838mm(幅×奥行き×高さ)、105kg。SJ-GK46Jが650×630×1,838mm(同)、99kg。

メタルドアの「MF/MWシリーズ」も

メタルドアの3モデルも2022年2月10日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は定格内容積504Lの6ドア「SJ-MF50J」が32万円前後で2月24日、457Lで6ドアの「SJ-MF46J」と同5ドアの「SJ-MW46J」がいずれもが31万円前後で2月10日。6ドアはいずれもフレンチドアで、5ドアは左右両開きの「どっちもドア」。

右から順に504L「SJ-MF50J」、457L「SJ-MW46J」、457L「SJ-MF46J」

光沢の質感にこだわったメタルドアを採用。本体カラーは3モデルともにラスティックダークメタルと、ラスティックホワイトの2色で、ダーク系キッチンにフィットするダークメタル色に加え、幅広いテイストのキッチンに調和するというホワイト色を用意した。各本体カラーに合わせた木目調ハンドルを備える。

上記のガラスドアモデルSJ-GK50JやSJ-GK46Jと同様に、プラズマクラスターや、野菜室抗菌お手入れトレー、AIoT使い方ナビなどを搭載する一方で、4切り名人や、おやすみモードを備えていないのが主な違い。

冷蔵室や冷凍室、野菜室の容量、本体サイズもガラスドアの同容量モデルと共通。

卵やビールの在庫がスマホで分かる「ストックアシスト」プレゼントも

新しいGK/MF/MWシリーズの成約者を対象に、冷蔵庫内にある卵などの食材の在庫がスマホで分かる「ストックアシスト」(非売品)を先着500名にプレゼントする。対象購入期間は12月21日~2022年3月9日。プレゼントが届けられるのは3月下旬以降。

ストックアシスト。写真左側は6画ホルダーと組み合わせた場合

「ストックアシスト」はセンサー付きのトレイで、卵などが今何個残っているかを検知してスマホに表示できるもの。対応の冷蔵庫とBluetoothで通信して、離れた場所でも冷蔵庫のWi-Fi経由で在庫を確認できる。

6つに分割したホルダーも付属し、卵だけでなくビールなどの缶や、調味料などのストック確認にも利用できる。調味料などは、使用中のものではなく予備を入れておけば、足りなくなった時にあわてたり、在庫があるのに誤って二重買いするのを防げる。

このストックアシストや応募の詳細については別記事で掲載している

在庫がスマホで確認できる