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パナソニック、カビに強く奥行きスリムな「エオリア フル暖エアコン TX」

「Eolia(エオリア) フル暖エアコン TXシリーズ」21年度モデル

パナソニックは、霜取り運転中の室温低下をやわらげる「暖気チャージシステム」を搭載した寒冷地向けエアコン「Eolia(エオリア) フル暖エアコン TXシリーズ」の21年度モデルを9月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、16万円前後〜25万円前後。

外気温-20℃でも最高約50℃の温風を送り出せ、-25℃でも暖房運転が可能な「暖気チャージシステム」を搭載した寒冷地向けのエアコン。同じく寒冷地向けモデル「UXシリーズ」と比較して、奥行が239mmとコンパクト設計なのも特徴(UXシリーズの奥行は385mm)。

「暖気チャージシステム」は、霜取り運転前に暖房を強めて、あらかじめ暖かさをチャージするシステム。霜取り中の室温の低下をやわらげ、寒く感じにくくさせるシステムだという。

霜取り運転前に暖房を強めて、あらかじめ暖かさをチャージする「暖気チャージシステム」

また、カビ菌や花粉など空気中やエアコン内部のさまざまな汚染物質を抑制する、同社独自のイオン技術「ナノイー X」を搭載。同技術を主軸に、「ナノイー X 新・内部クリーン」、「カビみはり」、「防汚・防カビコーティング」、「ナノイー X 送風」などの機能を備え、部屋の空気などをきれいに保てカビにも強いとする。

新たに搭載した「ナノイー X 新・内部クリーン」は、冷房・除湿の各モード運転終了後に、熱交換器を高温加熱して乾燥させることで、エアコン内部のカビの成長を抑制する。さらに暖房運転終了後も動作を行ない、高濃度の「ナノイー X」をエアコン内部に充満させることで、エアコン内部に付着した油分の分解や低減が可能だとする。

また「カビみはり」機能をあらかじめ設定しておけば、温度/湿度をエアコンがチェック。カビが成長しやすい条件が一定時間続くと、自動で「ナノイー X 内部クリーン」を始める。

風を送り出す送風ファンには、防汚や除菌、防カビの3つの効果に加えて、静電気まで防ぐ「防汚・防カビコーティング」を施している。そのためホコリがつきにくく、汚れやカビが風と一緒に部屋の中に広がるのを防ぐ効果があるという。

「ナノイー X 送風」は、高濃度の「ナノイー X」を吹き出す送風のみの運転。冷房や暖房を使わない季節や、花粉が多くなる春先など、空気清浄機としても活用できる。

防汚・防カビの多彩な技術や機能を搭載

そのほか、部屋内の日射の変化に合わせて運転パワーを制御する「日射センサー」、一定時間だけより強力な冷風/温風を吹き出す「もっとモード」、部屋ごとの特性をエオリアAIが分析して学習していく「おへや学習機能」などを搭載する。

無線LANを内蔵し、スマートフォンやスマートスピーカー、HEMSとの連携も可能。スマートフォン用「エオリアアプリ」を使えば、家の中からでも外出先からでも、エアコンのON/OFF操作が可能。帰宅時間に合わせて、部屋を快適な温度にしておける。さらにスマートスピーカーと連携させれば、音声での操作も行なえる。

室内機の本体サイズは798×239×295mm(幅×奥行き×高さ)。室外機は、799×299×630mm(同)。

ラインナップは、「CS-TX221D」(冷房時のおもな適用畳数が6畳)/「CS-TX251D」(同8畳)/「CS-TX281D2」(同10畳)/ 「CS-TX401D2」(同14畳)/「CS-TX561D2」(同18畳)/「CS-TX631D2」(同20畳)の6モデル。