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パナソニック、IoTメーカーCerevo子会社を買収、CEOは岩佐氏

 パナソニックは、IoTハードウェアの企画・開発・販売を行なうCerevoの子会社であるShiftall(シフトール)の全株式を所得し、買収手続きを完了したと4月2日に発表した。

 両社による協議の結果、Cerevoは同社の持つ開発・製造ノウハウを活用しながら、ハードウェアをアジャイルで開発・製造・販売する新会社Shiftallを2018年2月13日に設立し、その全株式をパナソニックが取得することで合意。協議開始時期や株式取得金額などは明らかにされていない。Shiftallの代表取締役CEOには、これまでCerevoで代表取締役CEOを務めた岩佐琢磨氏が就任するという。

 パナソニックは2017年4月、サービス中心の新規事業の起ち上げや、IoTやAI技術に基づく新規事業の創出を目指す目的で、ビジネスイノベーション本部を設置。デジタル時代に即した価値提供プロセスの構築、顧客への深い共感と学習サイクルに基づいた商品開発を実践しているという。パナソニックは、今回の買収によりShiftallの持つノウハウを最大限に活用するとした。

 今後Cerevoは、既存製品の生産・販売・サポート、新規製品の企画・開発に加え、ハードウェアプロダクトの共同開発、製造、設計の業務比重を高めていくとしている。Cerevoの新たな代表取締役には青木和律氏が就任する。