年末特別企画

おいしく作れるキッチン家電でたくさんもてなした1年【私の2023】

最新キッチン家電でおもてなし料理をたくさん作った1年でした

今年も多くの素晴らしい家電に出会い、ワクワクが止まらない1年でした。特にライフスタイルに変化をもたらしてくれたのが、おいしい料理が作れるキッチン家電たち。昨年引っ越しをし、今年コロナが落ち着いて来客が増えたのを機に、料理でもてなすことが増えたのです。

以前の私なら、「手料理を出すなんて」とハードルが高い話でしたが、ほったらかし系キッチン家電を使えば簡単においしく作れますし、料理が完成するまで家の片付けもできます。こんなふうにお世話になった家電は数知れず。今回はその一部をご紹介します。

かき混ぜと圧力調理を両立したパナソニックの自動調理鍋

パナソニックの「オートクッカー ビストロ NF-AC1000」は業界で初めて、かき混ぜ機能と圧力機能を両立した自動調理鍋。圧力鍋が得意な煮込み料理はもちろん、高火力での炒め料理もできちゃいます。圧力をかけながらかき混ぜもできるので、とにかく作れる料理のバリエーションが豊富! アプリでメニューを探し、料理の下ごしらえを終えたら、最後に本体に「送信」するだけで、自動で設定ができるのも簡単です。

見た目もカッコいいパナソニックの「オートクッカー ビストロ NF-AC1000」

よく作るのは、休日のランチに迷ったときに選ぶ炒飯。これがパラッパラに仕上がるので、人気なメニューのようです。また豚汁も、ほったらかしでおいしく作れるのでおすすめ。最後に味噌とネギを追加するので、風味が落ちることもありません。

お客様に出すときは、お肉をとろとろに煮込んだビーフシチューや、長時間じっくり炒めたあめ色玉ねぎを使ったオニオングラタンスープなど。お店のような味になるので、お客さんにも喜んでもらえます。ハレの日もケの日にも活躍してくれる自動調理鍋です。

時間がかかるあめ色玉ねぎもオートクッカーにおまかせ。私がやったのは、スープにして焼き上げただけですが、レストラン級のおいしさです

米の香りを味わうタイガーの「土鍋ご泡火炊き」

毎年炊飯器の取材をしていますが、毎年のように「前年モデルより〇〇%甘みがアップした」と言われ、「米はどこまで甘くなるんだろう」と驚いています。同じお米なのに、炊き方によってここまで味が変わるわけですから、やはり炊飯器にはこだわりたいですよね。

タイガー魔法瓶の100周年モデルとなる「炊きたて 土鍋ご泡火炊き JRX-T060/T100」

私が今愛用しているのが、本物の土鍋を採用したタイガーの「土鍋ご泡火炊き」。炊飯器の中には、口に入れた瞬間甘みがガツンとくるタイプのごはんが炊けるものもありますが、これは最初は控えめな甘さを感じます。

それより印象的なのが、つるんと滑らかな舌触りと跳ねるような粒立ちのよさ。そして噛むほどにじわりじわりと甘みが増していき、香りがホワーンと鼻を抜けていきます。どちらかというと飲み込む瞬間にクライマックスを迎える感じ(個人の感想です笑)。

そんなごはんですから、当然お客様にも喜ばれます。これまた老舗日本料理店クオリティです。

もはや巨大なほったらかし家電! 日立のIHクッキングヒーター

最後にご紹介するのは、日立グローバルライフソリューションズのIHクッキングヒーターの最上位モデル。これは残念ながら持っていませんが、IHクッキングヒーターもずいぶん進化しているなと驚かされたものです。ちなみにわが家も今、日立のIHを使用していますが、全然機能が違います(笑)。

日立IHクッキングヒーターの最上位モデル「火加減マイスター N2500T」はなんと天面にグリル内の様子が映し出されます

まずIH調理に「おまかせ調理」機能があり、ゆで卵、簡単パスタ、煮物が火加減お任せで自動で作れちゃいます。また「保温」モードにすれば、スープやカレーを温めてくれますし、「焼き物」「揚げ物」モードで、適温をキープしてくれるので、失敗が少なそう!

もっとも惹かれたのが、グリル調理機能。「おまかせワンプレ調理」なら、肉と野菜、魚と野菜をグリル皿に並べるだけで、おいしく調理してくれるのです。塩胡椒など下味をつけるだけだから、下ごしらえも楽なのに、ジューシーにおいしく作れるのは、庫内が狭いグリルならでは。このままテーブルに出せば、もうおもてなし料理ですよね。またフライパンで表面に焼き目をつけてからグリルでじっくり焼くというリレー調理ができるのも、IHならでは。

塩サバと生の野菜を並べて、軽く調味して焼いただけで、こんなにおいしそうなごちそうに

さらにもう1つの驚きとしては、グリル内の様子をIH天面に映し出してくれること。これのおかげで、グリルを開かなくても調理中の様子がわかり、完成に近づいてくるワクワク感を感じたり、「加熱時間を追加しよう」など調整ができます。ほったらかしでも、ちゃんと様子が見えると、作っている感が味わえるものですね。すごくいいですが、買い替えは当分先になりそうです(笑)。

以上、一部ですが、わが家の食生活を豊かにしてくれたキッチン家電を紹介しました。2024年もワクワクさせてくれる家電に出会えるのが楽しみです。

田中 真紀子

家電を生活者目線で分析、執筆やメディア出演を行なう白物・美容家電ライター。日常生活でも常に最新家電を使用し、そのレビューを発信している。専門家として取材やメーカーのコンサルタントに応じることも多数。夫、息子(高校生)、犬(チワプ―)の3人と1匹暮らし。