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水道光熱費節約のまとめ洗い。ポイントは洗濯物の保管と洗い方
2025年6月23日 08:05
ライオンは洗濯物に関するアンケートを実施。約4割が「以前よりもまとめ洗いが増えた」と回答しており、電気代や水道代の高騰を受け、洗濯物の「まとめ洗い」をする家庭が増えているとしている。
効率的に見えるまとめ洗いだが、保管方法や洗い方を間違えると、菌の増殖や洗浄不足につながる可能性があると、ライオンは指摘する。
洗濯槽への“入れっぱなし”はNG
ライオンのお洗濯マイスターである大貫和泉さんは、洗う前の洗濯物の保管場所が重要だとアドバイスする。
アンケート調査では、約3人に1人が洗濯槽を保管場所として使っていることが判明した。しかし、洗濯槽内は湿気がこもりやすく、皮脂や汗を含んだ衣類や濡れたバスタオルを放置すると、菌が増殖し、嫌なニオイの発生につながることがあるという。大貫さんは、洗濯物は風通しの良い洗濯かごなどに保管し、バスタオルなど湿気がある衣類は洗うまで乾かしておくことを推奨している。
時短にもなる保管の工夫と効果的な洗い方
大貫さんは洗濯の時に仕分ける手間を省くため、あらかじめ洗濯かごに大小2つの洗濯ネットを用意し、衣類を脱いだら直接ネットに入れる方法を提案している。
また、まとめ洗いをする際の具体的な洗濯方法として、2つのポイントを挙げている。まず、洗濯物を詰め込みすぎると、水の中での洗濯物の動きが悪くなり、汚れが落ちにくくなるため、洗濯機に入れる量は容量の7割程度(洗濯槽の銀色の部分が5cm程度見える)を目安にすると良いとのこと。これは洗浄力をキープしながら効率よく洗い上げるための基本だという。
次に、襟や袖口など、汚れが気になる部分には、あらかじめ液体洗剤を直接塗っておくことで洗浄力が高まるという。この際、使用した分の洗剤は、洗濯機に入れる洗剤の量から差し引く必要があるとする。
さらに、同社の高濃度コンプリートジェル洗剤「NANOX one」の使用を推奨。NANOX oneは高い洗浄・消臭力と衣類本来の色を保つ機能を両立させているほか、すすぎ1回を推奨しており、節水・節電・CO2削減にも貢献するとしている。