年末特別企画

シャークのクリーナーは、掃除機メンテナンスが苦手な怠け者にぴったり!【私の2023】

シャークニンジャ「EVOPOWER SYSTEM STD+ CS150JAE」

我が家では、リビングやダイニングの掃除機がけは、主に筆者の担当となっている。そこで筆者は、様々なコードレスクリーナーを借りては、どれが我が家に最もフィットするのかを試している。なんといっても、できるだけストレス無く掃除したいからだ。

そんな、我が家というか筆者にとっての理想の掃除機を探していた2021年の秋。パナソニックからリリースされたのが、セパレート型のコードレススティック掃除機だった。

ゴミ自動収集機能を搭載する、充電スタンドを備えた初のモデル。掃除を終えて充電スタンドに立てるたびに、たった今集めてきた、掃除機のダストボックス内のゴミを、「ぶぉ〜ん」と充電スタンドが吸い込んでくれるというもの。要は、床を掃除するスティッククリーナーと、スティッククリーナーのダストボックスを掃除するものと、2機の掃除機が付いている。

これによって次に使う時には、掃除機のダストボックスは、常にキレイになっている。さらに充電スタンド内のゴミを掃除するのは、数週間に一度だけでよく、それも同機の場合は紙パックをポイッと捨てるだけという、かなり便利な製品だ。

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同機を使った時に、少し大げさかもしれないが「この方式は、必ず大きなトレンドとなり、各メーカーが同様の製品を出すだろう」と思ったものだ。

それから2年が経った。各メーカーが続々と類似製品をリリースすると思ったのだが、現在のところパナソニック以外で、この方式を採用したモデルを販売しているのは、シャークニンジャのみ……もう少し増えると思っていたのだが……。

メンテナンスの頻度を大幅に減らせる!

そんなシャークニンジャの、「自動ゴミ収集ドック」を備えたスティッククリーナー「EVOPOWER SYSTEM STD+ CS150JAE」を、現在は愛用している。使い始めてから半年ほどが経つが、かなり満足している。

「自動ゴミ収集ドック」搭載のスティッククリーナー

スティッククリーナーで床を掃除したら、「自動ゴミ収集ドック(以下:ドック)」に立てかける。すると毎回「ぶぉ〜ん」と15秒くらいかけて、スティッククリーナーのダストボックス内のゴミをキレイにしてくれ、充電も済ませられる。すごくラクだ。

ドックにスティッククリーナーを立てかけると、ゴミを自動で収集してくれる

もちろんスティッククリーナーのダストボックス内のゴミを、100%吸い取ってくれるわけではない。特に我が家の場合は、妻の長い長い髪の毛が、スティッククリーナー内に残ってしまうこともたびたびだ。そこで、スティッククリーナーのダストボックスを、筆者が手で掃除することもある。

掃除するといっても簡単だ。スティッククリーナーを持って、ハンドル近くにあるスイッチをスライドさせると、ダストボックスがパカッと勢いよく開く。そんな操作を、ゴミ箱の上で行なえば、詰まったゴミのほとんどが勢いよく出ていく。

ハンドル近くにあるスイッチをスライドさせると、ダストボックスがパカッと勢いよく開く

一方のドックのメンテナンスについて。この半年の間で、ドックを掃除したのは1度だけだ。「あぁ……そろそろドック内のゴミがパンッパンッに詰まっているだろうなぁ……掃除しなきゃなぁ」と思いつつ、スティッククリーナーのダストボックスは、毎回、大きな問題もなくドックが吸い取ってくれているので、ドックを掃除することなく数カ月が経ってしまった。この記事を書くにあたり、久しぶりにドック内のダストボックスを掃除してみた。

ドック内のダストボックスの掃除も、それほど面倒ではない。だったらもっと頻繁に掃除しろよ……と言われれば、それまでだが、そういう掃除って「やるぞ!」と思うまでに心の準備なのか思い切りが必要なものだ。実際に取り掛かれば、数分で終わる。

ということで気持ちの準備ができたら、ドックの本体上部のボタンを押しながら、ダストボックスを引き出す。側面にある、オレンジ色のボタンを押せば、ダストボックスの底面のフタがパカッと開いて、ゴミがゴソッと落ちる。もちろんゴミ箱の上などで行なった方が良い。あとはダストボックスをドックの元の位置にはめ込めば、ドックのメンテナンスは終了だ。いたって簡単。

ドックの本体上部のボタンを押しながら、ダストボックスを引き出す
取り外したダストボックス
オレンジ色のボタンを押すと、ダストボックスの底面のフタがパカッと開いて、ゴミが落ちる

3カ月ほど溜めたゴミの内容は、予想どおり、ほとんどがホコリの類だ。そのホコリが後から来るホコリに押されて、ギューッと詰まっていった感じ。それがゴソッとゴミ箱に落ちていくのは壮観だが、ひと様に見せるようなものではないので、今回は写真の掲載を見送ることにする。

なにはともあれ、これでまた数カ月は、掃除機がけに専念できる。筆者のように怠け者ユーザーは多いはずだが、そんな人たちには、とてもおすすめだ。

長い髪の毛もスムーズに吸い取るから、ストレスはゼロ

スティッククリーナーの掃除性能についても少し触れておく。ものすごくパワフルなわけではないが、スティッククリーナーとしては一般的な吸引力で、おおむね満足できる掃除性能を備えている。

おおむね満足できる掃除性能を備えている

長い髪の毛を、ドックが吸い取ってくれないことがあると前述したが、スティッククリーナー自体は、とてもスムーズに吸い取ってくれる。同機の商品サイトを読むと「毛が絡まない」と謳っているが、我が家では実際にほとんど絡んでいない。これまで数多くのスティッククリーナーを使ってきたが、妻の髪の毛が絡まないというのは、すごいことだと言えるだろうし、筆者の大きなストレス源の1つが、同機によって解消されたとも言える。

長い髪の毛が絡みづらいクリーナーヘッド

ということで、スティッククリーナーのダストボックスを手で掃除するのが嫌だという人、またはメンテナンスを怠りがちだという人には、改めて「自動ゴミ収集ドック」搭載モデルをおすすめしたい。冒頭で記した、ドックに紙パックを採用しているパナソニックの製品と、どちらが自身に合っているかを検討して選んでほしい。いずれかを手にすれば、2024年を気持ちよく過ごせるはずだ。

河原塚 英信