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Roborock史上最薄ロボット掃除機 狭い場所もきれいに
2025年6月9日 11:05
Roborockは、フラッグシップモデルのロボット掃除機「Roborock Saros 10R(ロボロック サロス イチゼロアール)」を、6月中旬に発売する。価格はオープン。市場想定価格は269,800円。
本体の高さを7.98cmに抑えたことで、従来製品では進入が難しかった低くて狭いエリアにもスムーズに移動が可能になった。
なお、同じく高さ7.98cmのフラッグシップモデル「Roborock Saros 10」(オープン/市場想定価格285,780円)が6月6日より発売されているが、今回のSaros 10RにはAI搭載ナビゲーションによる障害物回避を採用し、一方で吸引力はSaros 10の方が上回るといった違いがある。
本体の前後には3D ToF(Time-of-Flight)のナビゲーションセンサーによる「StarSight 自律システム2.0」を搭載。同システムにより、スマートな動きを実現。家具下などの低いスペースにも進入できるようになり、掃除可能な範囲が広がった。
この「StarSight 自律システム2.0」は、高精度センサーやRGBデータを組み合わせた3D ToFナビゲーションセンサーを備えたうえにAIを搭載。障害物を検知するほか、108種類の小さな物体を認識して回避。横方向の障害物回避機能も搭載し、側面の障害物との距離を高精度に測定し、回避しながら家具や物体などの際までキレイにする。
部屋の四隅を検知してサイドブラシが自動で伸縮し、壁際のゴミをしっかりとかき出す。さらに、壁際を検知すると水拭きモップが壁際0mmまで近づきキレイに磨き上げる。
20,000Paのパワフルな吸引力で、ペットのトイレ砂といった大きめのゴミから微細なハウスダストまで吸引。
また、髪の毛やペットの毛をスムーズに除去できるよう、らせん状で2つに分かれたメインブラシと、弧状デザインの非対称なサイドブラシの「デュアル毛がらみ防止ブラシ」を採用。2つに分かれたメインブラシが、髪の毛を中央のダストボックスの入口へと導き、毛のからまり度0%を実現したとする。
カーペットを検知すると、モップが10mm自動でリフトアップし、水拭き中にカーペットが濡れるのを防ぐ。また、毛足の長いカーペットでは、 モップモジュールをドックで取り外し、本体が自動で10mmリフトアップ。カーペット上で吸引掃除のみを行なう。
そのほか床が液体で汚れている場合には、メインブラシとサイドブラシをリフトアップさせ、水拭き掃除のみを行なう。
段差がある場合には、自動で前輪を持ち上げることで、最大4cmまでの2層の段差を乗り越える。
そのほか一定の圧力をかけながら、最大200回転/分の高速で回転する水拭きモップが、床にこびりついた汚れを拭き取る。水量は30段階で変更が可能。
ゴミ収集、モップの洗浄や乾燥、給水、洗剤の投入、高速充電などを行なう全自動ドックを同梱。デンプン質や油汚れなどモップについた汚れを判別し、最大80℃の水温でモップを洗浄。掃除機本体を約150分でフル充電させて、速やかに掃除を再開できる。