やじうまミニレビュー

三菱鉛筆「プロマークビュー」

~ペン先に透明の窓を搭載。はみ出さない蛍光ペン

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
三菱鉛筆「プロマークビュー」

 「プロマークビュー」は、三菱鉛筆が2013年3月に発売したばかりの新しい蛍光ペン。ペン先に透明プラスチックの窓を搭載し、狙った範囲からはみ出さずにラインを引ける点が特徴だ。

 店頭で試しに使ってみたところ、キャップを外して現れた透明のインクを出す機構に一目惚れ。「やだ、カッコイイ……」とそのまま買って帰ってきた次第である。

メーカー三菱鉛筆
製品名プロマーク ビュー PUS-154
希望小売価格157円
購入場所文教堂書店市ヶ谷店
購入価格157円

 プロマークビューは、水性顔料のインクを搭載した、角芯の蛍光ペンだ。カラーは黄、橙(オレンジ)、桃(ピンク)、緑、空色(ブルー)の5色で、今回はオレンジを選んだ。

 胴軸は楕円型で、本体サイズは28×15×106mm(長さ×幅×奥行き×長さ)と平べったい。本体重量は17g。本体には半透明のキャップが付属しており、ひねると軽い力で外れる。

ボディにはマットなブラックの塗装を施している
ボディは横方向に平らな楕円形を採用
背面には、落としたり激しく振ると、インクが漏れる場合がある、などとただし書きが記載されている

 キャップを外すと、芯先が顔を出す。芯先は透明のプラスチックで、インクを送り出す機構部分が透けて見える。先端にはフェルトのような繊維が搭載されており、オレンジ色のインクを含んでいる。

キャップは軽い力で外れる
芯先は、インクを送り出す機構が透けて見える
筆記線の幅は5mm

 さっそく線を引いてみよう。横書きの文章を、左から右にマークすると、透明の芯先の向こうにこれから線を引く部分が透けて見える。文末がわかるので、ピタッと線を止めることができた。文中の一部分だけマークしたい時も、目的の場所だけピタッと引ける。はみ出してしまうなんてことは、起こらなかった。

 筆記線の幅は5mmで、太め。インクの発色は鮮やかだが、濃くはない。線を引いても、下の文字が読みにくくならないのが良い。

 インク流量もほど良く、色ムラなどは基本的に気にならない。ただし、これは蛍光マーカー全般に言えることなのだが、線を引き終わる最後のトメの部分で、どうしてもインクが多く付き、そこだけ濃くなってしまう。これが改善されれば文句なしだ。

先の文章が透けて見える
目的の場所だけピタッとマークできる
蛍光マーカーにありがちな、トメの部分が濃くなってしまう傾向。これが改善されれば文句なしである
本文中の、狙った場所だけ的確にマークできる。まわりにはみ出さないのが良い
自立するので、デスクサイドに立てておける

 ちなみにプロマークビューは、本体が自立する。デスクの隅に立てておけば、サッと取り出して使える。これまでの蛍光マーカーはほかのペン類よりも太めで、ペン立ての中で邪魔になりやすかったが、こうして外に出して置いておけるのは便利だ。

 はみ出さずにラインが引けて、デスクの上に立たせておける蛍光マーカー。普段、蛍光マーカーを使う機会が多い方にはぜひ手に取っていただきたい。

小林 樹