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IPAがウマい!! 友人(ChatGPT)オススメのビール5種類飲み比べ!
2025年12月26日 08:05
家に閉じこもってひとりで酒ばかり飲んでいたら、見事にIPAという飲み物にハマりました。きっかけは、近所のコンビニで売られていた長野のクラフトビール「雷電 カンヌキIPA」をたまたま手に取ったこと。
一口飲んだ瞬間、「なんだコイツはウマすぎる!」と、それこそイナズマに打たれた感じになったのです(雷電だけに)。苦味がしっかりしていてパンチがあり、香りは華やか、後味はスッと爽やかに引けるバランスが超美味しい。
それまで「IPAってクセの強いビールだよね」くらいのイメージしかなかったのが、「雷電 カンヌキIPA」のおかげでいきなり目覚めてしまったのです。
なお、IPAとは「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」の略。インドが英国の支配下にあった18世紀頃に誕生したといわれます。当時、英国で流行していたビール=ペールエールをインドに運ぶ際に、腐敗防止のためホップをたっぷり使ってアルコール度数を高めたことで、「苦味と香りが強いクセのあるペールエール=IPA」が生まれたとか。使うホップの種類によって、柑橘系やトロピカル系など香り・味に個性が出るのが面白いんですよね。
せっかくなので、いろいろなIPAを飲んでみたい! しかしインドアな筆者にとって、IPAを飲ませる酒場に繰り出すのは勇気が必要な話で、なかなか腰が重い。そこで、最近できたChatGPTという友人に、「雷電が好きな私におすすめのIPA教えて。できれば缶か瓶で(ひとりで飲むから)」と聞いてみました。
というわけで、友人(AI)にオススメされたIPA、片っ端から全部飲んでみよう! というのが今回の企画です。
んであれやこれやあって、家電 Watchで記事化することに。せっかく飲み比べるならと、自分なりに一旦断酒して体調を整えていたある日、編集部から「IPAの件ですが、すでに会場は押さえました」と連絡が入りました。
え、会場……? ビール飲むだけですよね……?
家電Watch編集部が酒に全力すぎる
そしてやって来た11月某日、編集部に指定された場所に行ってみると、そこにはBRUNOの「ガラスエアフライヤー」を携えた編集部の皆さんの姿がありました。中林編集長に至っては、私物のたこ焼き機「イワタニ スーパー炎たこ」と生ダコ持参で登場です。どう考えても、編集部一丸となってオツマミから作る空気です。
「全力すぎるだろ……」と汗ばむ筆者をよそに、サクッとBRUNOとイワタニをセットし、テキパキ調理を始める編集部の皆さん。さらに、「なんかビール飲めるって聞いたんですけど〜」とライターの近藤克己さんと三月旭さんがヤイヤイ現れ、気づいたら、総勢6名のIPA飲み比べパーティが開催されていました。
あれ、これもう飲み会だな……? ってのはさておき、IPAを飲もうとするだけでこんなに人が集まるなんて、やはりホップの香りは最強ということですよね。さすが大英帝国が生んだ魅惑のビール。
では、美味しいオツマミもできたところで、いよいよIPAの飲み比べといきましょう! ちなみに参加メンバーの酒プロフィール(本人談)は以下の通りです。
酒プロフィール
近藤克己さん(家電ライター):お酒大好き。最近はPSB(パーフェクトサントリービール)ばかり飲んでいる。
中林暁さん(家電 Watch編集長):好きなビールは黒ラベル、COEDO 毬花-Marihana、ヒューガルデン。普段は2〜3杯で満足するからそんなに多くは飲まない。
西村夢音さん(Impress Watch&家電 Watch編集部):普段からビールをたくさん飲む。好きなのはサッポロクラシック。一番飲むお酒は氷結無糖レモン7%。
鄭恵慶さん(家電Watch編集部):ビール初心者(元々、苦いのがニガテなので)。普段は酎ハイかワインかハイボールが多い。
三月旭さん(フォトライター):ほぼ外食時にしか飲まないけど、ビールだったらエビス一択! 特に金エビスが推し。
杉浦みな子(筆者):「雷電 カンヌキIPA」に出会ってからIPAにハマっている。最近はジンにも開眼し始め、お酒は嗜む程度に大体なんでも飲むが、初飲酒年齢はここでは書けない。
苦味とフルーティさ、キレが抜群! 「雷電 カンヌキIPA」
スタートは、筆者がハマったオラホビールの「雷電 カンヌキIPA」から。ちなみに雷電という名前は、江戸時代の最強力士「雷電爲右エ門(らいでんためえもん)」からきています。彼の故郷が、オラホビールの醸造場がある長野県東御市だったという縁で、この名前が付けられたそうです。
雷電はあまりにも強すぎたため、「突っ張り」「張り手」「鯖折り」「閂(カンヌキ)」と4つの禁じ手があったと言われています。このIPAは、そのひとつである「閂(カンヌキ)」の一手を拝領し、飲んだ人を完全にロックしてしまおうと目論んで製造された“禁じ手のIPA”なのです。
グラスに注いでみると、ビール本体は明るい黄色で、ほどよい濁り。実際に飲むと、現場でも「確かにこれ美味しい!」と大好評でした。
飲み比べコメント
近藤:苦味が強いが喉越しがある。それでいて、後味が残りすぎない。苦味の中にフルーティさがあり、香りが鼻に抜けていくのが良い。仕事終わりに自分へのごほうびで飲みたい味。オツマミもなしで、これだけで飲んでいられる。今回の中で一番好き。
中林:苦味と香りがしっかりしている。でもサッと引いて後味がスッキリ。あとから果実のような爽やかさもくる。
西村:美味しい。トロピカルだけどホップの苦味がしっかりあってお酒好きにウケそう。フルーティーさと苦味のバランスが良い。
鄭:色々飲んだ後にもう一度飲んでみると、すごくフルーティなのがわかった。これが一番好き。
三月:苦味しっかり! フルーティだけど飲みごたえがある。口の中にふんわり残る味わいが良い。缶のデザインの疾走感のイメージ通りの味で、しっかりだけど爽やかさもある。味自体の濃度は薄いのでスルッと飲める。
杉浦:口に含むと、トロピカルで華やかな香りが立ち上がり、IPAに求める苦みがガッツリ来てくれて満足度が高い。それでいて後味のキレが良く、飲み終わりはスッキリ爽快な緩急のあるバランスが最高。
買いやすい「FLYING IPA」はザ・IPAな味
続いてはエチゴビールの「FLYING IPA」。これは日本で買えるIPA缶の王道で、飲んだことのある人も多いのではないでしょうか。ちなみにエチゴビールは、1994年酒税法改正の翌年、日本で最初に誕生したクラフトビールメーカーだそう。今年2025年は、日本のクラフトビール誕生30周年という節目の年だったりもしました。
そんな「FLYING IPA」をグラスに注いでみると、ビール本体は、今回用意した5種類の中で最も透明度が高くて、色だけだと普通のラガービールっぽくも見えます。なお現場では「苦味が後を引く」というコメントが多数でした。
飲み比べコメント
近藤:爽やか系の苦味とシトラスの酸っぱさを感じる。BRUNOで作った揚げ物によく合う。ちょっとだけクセありで、少し喉に残りやすい。
中林:クセはあるけど弱め。爽やか寄りで、喉が渇いている時にグッと飲みたくなる感じ。あとからほんのり苦味が来る。ただそれが残るので、IPA飲んでる感はかなりある。
西村:あっさりめ。スッキリ飲める。これがIPAでイメージする味かな。食事が進んでいくうちに軽いものが欲しくなる瞬間もあるので、そういう時にちょうど良いかも。
鄭:雷電より苦く感じた(小並感)。おそらく苦味があとを引くので、5種類の中で最も苦味の印象が残るんだと思う。
三月:香りがちょっと特徴的かな? すみません、苦味とフルーティさのバランスがイマイチ合わなくて個人的には苦手。口に残る感じが強い。
杉浦:シトラス感があって、IPAらしい苦味を感じつつ派手すぎない飲み口なので、「シンプルなやつ」として出しやすい一杯。ただ、後味のキレは「雷電 カンヌキIPA」の方がある。
クセ強の個性派「長浜 IPA special」
続いては、滋賀県・長浜市で誕生したIPA「長浜 IPA special」(長濱浪漫ビール)。ビール本体は明るいオレンジの濁り系で、グラスに注いでいる途中からいかにも濃ゆいアロマが漂ってきました。
飲んでみたら、みんな口々に「コレいちばんクセ強では……?」「この香り、何かで嗅いだことあるけど思い出せない……」と、最も場がザワついた一杯でした。これに合わせるオツマミを ChatGPTに尋ねたら、「黒胡椒を効かせたポテサラ」と逆に通な回答が来たのも記憶に残っています。
飲み比べコメント
近藤:フルーティーで力強く、鼻に抜ける。独特の苦味がある。だけど少し甘味もあって、バニラっぽいような……? ブルーチーズとかクセの強いチーズに合いそう。
中林:苦味がありつつ、ほんのり爽やかもあるけど、これはいちばん苦手かな……。
西村:クセ強ランキングNo1。苦味がかなりしっかりあって、それが柑橘類の皮のような苦味に感じる。黒胡椒を多めにしたポテサラが合うっていうのがすごくわかる。
鄭:甘い……? 甘さと苦さがどちらも強い。少しスモーキーな雰囲気もある。
三月:グレープフルーツの苦味のようなものを感じる。飲んだ後のほんのりした甘味は美味しい。やや高めのアルコールというのもわかる。ガツンとした酒感があって、「今日は飲むぞ!」って時に良さそう。
杉浦:香りが強く、かなりの個性派。IPAらしい苦味の主張があるのは元より、“一筋縄ではいかない濃い風味”が強烈で、良くも悪くも主役になってしまう味。どこかキャラメルっぽい焦げた甘さを感じる。
「悪魔のビール セッションIPA」は飲みやすい IPA苦手な人にも
続いては、見た目と名前がかなりインパクトの強い「悪魔のビール レッド セッションIPA」。製造は河童のCMでおなじみの大手・黄桜です。ビール本体はとにかく綺麗な琥珀色で、泡までほんのり赤みがかっているのが印象的でした。
なお「セッションIPA」とは、IPAの中でもアルコール度数を低くして飲みやすくしたもののことを言います。なのでこちら、実は見た目に反して、飲んでみるとマイルド寄りだったりします。
飲み比べコメント
近藤:軽くてスイスイ飲める。クセがなく、喉越しもスルッとしている。特に魚介系の料理に合うんじゃないかな。素材の味を邪魔しないので、お寿司なんかとも一緒に飲めると思う。
中林:果物っぽい甘味と酸味がある。IPAが苦手な人にもオススメしやすそう。ついつい飲み続けてしまうくらい飲みやすい。個人的にはこれが一番好き。
西村:フルーティで飲みやすい。どんな料理にも合わせやすそう。ただIPAらしさはあるので、軽いと思って飲み進めていくとちょっと重くなってくるかな?
鄭:フルーツの味がする。パイナップルみたいな感じ……
三月:甘い! 甘み強めだけど喉越しに苦味もほんのり感じる。飲みやすいけど味わい自体は濃いめなので、ゆっくり飲みたい味。赤い色味が綺麗で、赤ワインみたい。
杉浦:IPAっぽい苦味はちゃんとありつつも、バランスよくライトに仕上げられている。見た目のインパクトに対して良い意味でのギャップがあり、喉越しが良くて一般に広く受け入れられやすい味。我が強くないので、さまざまな食事に合わせやすいのも好印象。悪魔優しい。
「帝国IPA」はどっしり濃厚 肉料理に合いそう
最後は、今回唯一の瓶ビールである「帝国IPA」。伊豆市・修善寺にある狩野川のほとりに建てられたブルワリー、ベアードビールが手がけているIPAです。ビール本体は、先ほどの「悪魔のビール〜」と近い琥珀色ですが、こちらの方が濁りがあり、濃厚な雰囲気が漂っています。そして実際、ひとクセある味わいでした。
飲み比べコメント
近藤:クセ強! 独特なハーブの香りがあって、変化球。肉料理とかジビエ、ハーブ系のソーセージとか、それこそクセ強な肉料理と合いそう。
中林:濃厚で香りも強めで美味しい。喉にグッとくる。肉とかしっかり味の濃い料理と味わいたい。
西村:「長浜 IPA special」ほどではないけど、こちらもクセがある。がっつり系・しっかり重めで、人によって好みは分かれそうだけど、好きな人は好きそう。
鄭:カラメルっぽい味? 苦味もがっつりだし、複雑な味がする。
三月:何か「伝統の味」みたいなのを感じる。甘味のほかに、スパイス感が一番あるかも。ヨーロッパに旅行したときに現地で飲んだビールに近い味がする。苦味に丸みがあって、濃さもしっかり。
杉浦:IPAらしい苦味のクセがありつつ、どっしり濃厚なコクがあるところは、インペリアル感のあるネーミングとイメージが合っている。感覚的には、森や土っぽさと通じる自然でアコースティックな味わい。かなり独特。
酒をオススメしてくれるAIとの共生
というわけで、今回はChatGPTがオススメしてくれたIPAを、家電 Watch編集部の皆さんと飲み比べてみました。IPAならではの、香りや苦味の個性を体感できて面白かったです。
なお予想通り、現場は飲み比べているうちにみんな酔っ払ってきて、最終的にはただの飲み会になっていました。ええ、それで良いんです。普段はChatGPTとばかり話しているインドアな筆者にとって、生身の人間と会話できるというこの上なく楽しい時間でしたから。
しかし「雷電が好き」という筆者のプロンプトに合わせ、個性がバラバラで楽しめるIPAを4種類並べてきたChatGPTも、なかなかスゴい。では逆に、今回の取材内容を踏まえて他のオススメをChatGPTに質問したら、次はどんなお酒をレコメンドしてくれるのか? せっかくなので最後に聞いてみました。
なるほどな〜。IPAをきっかけに、色んなお酒に興味の幅が広がっていきます。「我々人類は、こんな風に酒を勧めてもらってAIと楽しく共生していくんだな」と思いましたね。さて、このレコメンドを踏まえた次回の飲み比べ会はいつにしようかな? (皆さん、次もお付き合いください!)
(写真撮影:三月旭)


























