やじうまミニレビュー
ののじ「サラダおろし」
ののじ「サラダおろし」 |
毎日頭を悩ませる食事作り。メインの献立は決まっても、なかなか決まらないのが副菜だ。育ち盛りの子供もいるので、彩りや栄養バランスを考えなければならないが、手軽に栄養豊富な「もう一品」がなかなか決まらない。結局、毎日同じようなおかずになってしまうので、もう少しレパートリーを広げたいところだ。
そこで、野菜などを細かく刻む作業が簡単にできると評判の「ののじ サラダおろし」を買ってみることにした。大根などの千切りが簡単にできるという調理グッズだ。
メーカー | レーベン販売 |
ブランド名 | ののじ |
製品名 | サラダおろし |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,580円 |
■切れ味抜群! ザクザクと一気に切れる
本体サイズは約108×293mm(幅×長さ)。刃はステンレス製、ヘッドとハンドルは滑りにくいエラストマー製で、ゴムのような弾力があり、滑らず持ちやすい。一般的なおろし器と比べると、ハンドルがあるぶん大きな印象だ。
一番の特徴は、おろし金の裏表によって、細かめ、粗めとすりおろしの状態を使い分けられる点。細かめは大根おろしなどに適していて、粗めは、細切りのような仕上がりになる。繊維方向と同じ向きにすり下ろすと長く、繊維方向に対して垂直にすり下ろすと短くおろせる。
細かめにおろせる面 | 粗めにおろせる面。裏表で使い分けられる | ハンドルは太く握りやすい |
透明のフードケースが付いている | フードケースを本体に装着できる。着脱も簡単 |
まず、ニンジンをおろしてみた。ニンジンは固いので、非常におろしにくい食材なのだが、これならザクッザクッとどんどんおろせて楽しい。細かめ、粗めのどちらの面でも、一気におろすことができた。
なお、ハンドルは太く、力を入れてすり下ろしてもズレない。また、おろした野菜が収納されるフードケースが付いていて、食材が飛び散らず、周りも汚れない。ケースには、ニンジン1/2本程度の分量なら余裕でおさまるので、ちょっとしたトッピング用として使うには便利だ。フードケースを外せば、皿やサラダの上に直接食材をおろせる。
ニンジンは半分に切っておくと、すりおろしやすい | 切れ味抜群で、あっという間に作業が進む |
先は滑らない仕様なので、力を入れてもズレない | おろしたニンジンは裏側のケースに入る。画像は、細切りにした時 |
次に、大根おろしを作った。大根おろしのように細かくおろす場合は、サラダおろしを縦にして、回すようにすりおろせばいい。
大根おろしのように細かくおろす場合は、繊維に対して直角に当て、まわすようにする | 大根おろしは一部細切りになってしまった |
すり下ろしたものを食べてみると、粗い方ですり下ろしたニンジンは、シャキシャキした食感できんぴら向き。細かい方ですり下ろしたニンジンは口当たりがなめらかなので、生で食べるサラダなどに良いだろう。
大根おろしの場合は、細切りのような部分も一部できてしまったが、食感はそれほど気にならない。水分があまり出ないので、しっかり食べられる。
左から大根おろし、にんじん細め、にんじん粗め | 粗めのにんじんはシャキシャキした食感 | 細めのにんじんは口当たりがやわらか。水分は少なく、ふわっとしている |
フードカバーをはめる窪みに、食材が入り込みやすい |
使用後は、ステンレス部分は水でサッと洗い落とすだけで大丈夫だが、フードカバーをはめる窪みに野菜が入り込みやすい。ニンジンなどが挟まったままだと変色してしまうので、終わったらすぐに水洗いし、その他の部分はスポンジ等で洗う。もし、窪みに食材がはさまってしまった場合は、爪楊枝などを使って取り除く。
■居酒屋風大根サラダやサツマイモのきんぴらも
次に、副菜にピッタリな大根サラダを作ってみることにした。まず、細かめの面を使って大根をおろす。キュウリとニンジンも少々すりおろして、大根おろしと混ぜたら、上に海苔をまぶし、あとはポン酢をかけるだけだ。簡単にできて、ふんわりとやさしい食感がとてもおいしい。
大根を細切りにして、サラダにしてもシャキシャキしておいしい。下ろしたてだとみずみずしく、野菜の甘みが強い。我が家の子供たちには今まで、ニンジンを生で食べさせていなかったのだが、喜んで食べていた。
居酒屋風の大根サラダも簡単 | 個人的には粗めの食感が好み。野菜の甘みを感じることができる |
サツマイモのきんぴら風。食感が楽しい |
サツマイモのきんぴらにも挑戦してみた。サツマイモは固いので、細く切る際も包丁で切るのは時間がかかるが、サラダおろしを使えば、ザクザクとすり下ろせる。
砂糖や醤油を足してざっと炒めてきんぴら風にしたところ、これも家族に好評だった。サツマイモといえば半月切りにして煮物にすることが多かったが、シャキッとした食感のサツマイモが新鮮だ。
■「ニンジンのしりしり」に挑戦! ニンジン3本すり下ろしも簡単
前々から気になっていた沖縄の郷土料理「ニンジンのしりしり」を作ってみることにした。ニンジンをシンプルに炒める料理で、一度にニンジンを大量に使う。今回は3本すり下ろしてみた。時間がかかるかと思ったが、粗い面ですり下ろしたところ、10分もかからなかった。
すり下ろしたニンジンはツナ缶や卵を足して炒める。初めて作った料理だが、家族にも好評で、ニンジン3本を家族4人でペロリと食べてしまった。今までニンジンを大量に千切りにするのが面倒で作っていなかったが、ののじサラダおろしなら短時間でできる。これなら忙しいときも簡単にできて、栄養面でも副菜にちょうど良い。我が家の定番の副菜になりそうだ。
ニンジン3本も短時間ですり下ろせる。大量にすり下ろす場合はフードケースをはずす | ニンジンのしりしりは簡単なのにおいしい! このように調理すればニンジンをたくさん食べられる | 副菜に悩んだときにパッと作れるのは嬉しい |
■細切りチーズもサッとできる
我が家ではパルミジャーノ・レジャーノを塊で購入し、食べる直前にすり下ろして、パスタやサラダに使っている。いつもはチーズおろし器で粉状にしているが、ののじサラダおろしですり下ろすことにした。
細かめの面ですり下ろしたところ、粉チーズではなく、細切りになった。粉状よりも、チーズの味がしっかり楽しめるため、パスタやサラダにもおすすめだ。同じチーズでも、形が変わると食べたときの印象が大きく変わる。
パルミジャーノ・レジャーノを細かめですり下ろす | いつも粉チーズにしているが、細切りも美味 |
トマトソースのパスタは味付けを薄めにして、細切りチーズをたっぷりかける。おいしい!! | サラダのトッピングにしても豪華に |
■副菜のレパートリーが増えて嬉しい!! 我が家では欠かせない調理グッズ
おろし器やスライサーは、いろいろな製品が販売されている。我が家にもプラスチック製のものがあったが、ののじサラダおろしを購入してからは、こればかり使うようになった。しっかりしたハンドルが握りやすく、先に滑り止めが付いているため、力を入れやすい。ステンレスの刃も切れ味も抜群で、短時間ですり下ろせる。
そんなわけで、食事作りで副菜のメニューが決まらない場合は、ののじ サラダおろしで何かしら副菜を作っている。栄養バランスも良く、シャキシャキした食感が家族にも好評で、とても助かる。副菜の献立で毎日お悩みの方に、ぜひおすすめしたい調理グッズだ。
2012年 7月 11日 00:00
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