やじうまミニレビュー

オークス「おろしスプーン」

~にんにくや生姜が簡単におろせるスプーン
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ちょっとが大ごとになって面倒臭いに発展

おろしスプーン

 今年の夏は暑い。暑さで食欲がでなくて、夏バテ気味になっているという話もよく聞く。食欲のないこの季節に、便利なのが生姜やニンニクなどの薬味だ。味にアクセントを付けてくれるだけでなく、身体を温める、代謝を良くするなどの効果もある。そこで今回は、そんなスタミナ料理作りに便利な「おろしスプーン」をご紹介したい。

 生姜やにんにくは、さまざまな料理で使える食材でとても便利なものだが、おろし金を使って加工しようとすると意外と手間がかかる。小さな生姜やにんにくを大きなおろし金ですりおろすのは、危険だし、繊維が絡まってしまって、無駄も多い。

 生姜やにんにくは味が濃いため、家庭なら1回に使うにしても、せいぜい多くても大さじ1杯程度の分量だろう。そこで活躍するのが「おろしスプーン」なのだ。


メーカーオークス
製品名おろしスプーン
希望小売価格1,575円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,575円

おろし金とスプーンが合体

 おろしスプーンは、スプーンに刃がついていておろし金になっているという、問答無用の外観が特徴だ。本体は約165×40mm(長さ×幅)のステンレス製で、見た目はラーメンを食べる時に使うれんげに似ている。

 スプーンのカップは小さく、見た目にはそんなに多くおろせないように見えるが、慣れてくると大さじ1杯分くらいはスプーンの中でおろせるようになる。

ステンレス製で洗いやすいれんげのような見た目頑張ればスプーン内でこれだけおろせる。形を整えて、このまま出してもOK

 おろしスプーンが便利なのは、おろしたら、そのまま直接鍋やカップを混ぜられること。これはかき混ぜるための器具が不要と言うこと以外に、おろし金についた食材を残さず使えるというメリットがある。

 筆者はよく生姜紅茶を作るのだが、以前は穴の空いたおろし金とスプーンの2点を用意していた。いつもおろし金に残る生姜の汁がもったいなくて、スプーンで上から紅茶をかけて流し入れたりしていた。それがおろしスプーンなら、直接入れて混ぜられるからありがたい。

生姜をおろしてみた。大胆に動かすと飛び散るので注意ティースプーン1杯分程度の生姜を紅茶にいれる直接入れて混ぜられるので便利

 そして、タレやドレッシングなら、そのまますくってかけられる。純粋にスプーンとしての用途だ。特に「生姜だれ」を作る際などは、生姜をおろす、たれの中でかき混ぜる、そのまますくってかける。と、一連の作業がこれひとつで間に合ってしまう。

生姜だれを作るため、「おろしスプーン」ごと鍋へできた生姜だれを、レンジで調理したピーマンと茄子にかけていただく(これがうまい!)おろしニンニクを、刻んだ野菜料理「だし」に混ぜる。ただし水分が少ないと綺麗にとれない

 さらに、おろした状態で、盛りつけ用の食器として直接出せるという利点もある。お皿の組み合わせによっては、少々浮いてしまう可能性もあるが、使いたいときにちょっとだけすり下ろすことで、新鮮な薬味を楽しめるし、新たに小皿を用意しなくてもいいので、洗い物が1つ減る。

 ただし、食卓などに出して使う際には、小さなお子さんが口の中に入れないよう充分注意しよう。

カップから鍋まで幅広く対応できる、まさにアイデア商品だ。大きなおろし金を使う(洗う)のが面倒で、生姜料理を遠ざけていたという人にぜひお勧めしたい。



2010年 7月 30日   00:00