やじうまミニレビュー
封書をスマートに開けられる超小型はさみ
by 西村 夢音(2014/8/11 07:00)
家庭や職場などに必ずあるハサミは、衣類のほつれた糸を切るときなど、出先で使うこともしばしばある。しかし、一般的なサイズのものは、持ち歩くには大きすぎる。そんなとき、小型ハサミの存在はありがたく、ウェブで調べてみるとさまざまな商品が売られている。
今回紹介するのは、豊富な種類がある小型ハサミの中でも、レターオープナー機能を備えているプチはさみ「ビーンズカット」だ。
メーカー名 | レイメイ藤井 |
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製品名 | ビーンズカット SH401 |
希望小売価格 | 432円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 355円 |
ビーンズカットは、名前のとおり豆の形をしていて、上部にはハサミ用の刃、底部にはレターオープナー用の刃が付いている。ハサミ用の刃は、スライダーを動かしロックを解除して使用する。レターオープナー用の刃は表には出ていないが、そのまま使用できる。サイズは、40×12×20mm(幅×奥行き×高さ)、刃渡りは20mm。カラーは、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの4色展開だ。今回はピンクを使用した。
本体は、かなり小型で指先で持つ形になるが、カーブした部分が指にちょうどフィットするので持ちやすかった。ボールチェーンが付いているため、ペンケースなどに装着すればなくさずに持ち歩ける。だが、ボールチェーンも小さめなので、穴に通して装着している段階でするすると手から滑り落ちてしまう。小型で邪魔にならず、一回一回取り付ける必要もないので、今回はそのままペンケースに入れて使用した。刃渡りが短いので、ほつれた糸や洋服のタグなど、一度で切れるものに適していた。
ハサミとしてはもちろん、今回便利だと感じたのはレターオープナー機能だ。本体底部の溝に封筒を差し込み、スライドさせるだけできれいに手紙を開封できる。
刃が表面から見えないので、使用する前は本当に切れるのか不安だった。しかし、実際に使用してみると、きちんと紙が切れている感覚が手に伝わる。切れ味も爽快で、切り口を見るときれいに切れていて、何度も試したくなってしまった。
今までレターオープナーを使ったことがなく、届いた手紙は全て手で開けていた。どうせすぐ捨てるものだし……と思い、面倒なときは粗雑に開けてしまい、ビリビリの開封口を見て自分でも呆れるほどだった。初めてレターオープナーを封筒に差し込んだときは、なんだか少し大人になった気がした。
自宅や職場、出先でも活躍するハサミ兼レターオープナー。ペンケースに1つあると便利なアイテムだ。