やじうまミニレビュー

ペンケースにスッポリ入るスリムなハサミ「ホソミ」

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コクヨS&T「ホソミ ハサ-310G」

 今回紹介するのは、ハンドルや指穴(リング)が独特な形をしている、携帯性に優れたコクヨS&Tのハサミ「ホソミ ハサ-310G」(以下、ホソミ)だ。

メーカー名コクヨS&T
製品名ホソミ
品番ハサ-310G
希望小売価格648円(税込)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格529円(税込)

 ホソミは、ペンケースやポーチなどに入れて持ち歩けるハサミだ。全長が142mm、幅は33mmとコンパクトで、一般的な文具ハサミ「エアロフィット グルーレスタイプ ハサ-P200NYG」(以下、エアロフィット)に比べると、一回り小さい。だが、刃渡りは60mmもあり、エアロフィットより10mmだけ短い。

 ハンドルの形も特徴的で、エアロフィットが左右対称なのに対し、ホソミは親指で操作する方のハンドルが短く、リングも刃の方に向かって立っている。

キャップで刃を覆えるので安心して携帯できる
ペンケースにスッポリ入る。隣のペンを邪魔しない
普通のハサミはハンドルが邪魔になり、しまうことができない
左がホソミ、右がエアロフィット。ハンドルやリングが独特な形状をしていることが分かる。全長は約20mm短いが、刃渡りは10mmしか違わない
刃を最大まで開いたところ。かなり開くが、牛乳パックや段ボールなど厚手の紙は切れない

 実際に使ってみよう。持ち方は、親指と中指をリングに通し、人差し指はハンドルの滑り止めの突起がある部分に添える。これが基本の持ち方で、これで親指がリングにフィットしていないと感じたら、中指の代わりに薬指を通してみると良い。自分は親指と中指をリングに通す持ち方がしっくりきた。

親指と中指をリングに通す。それぞれ、人差し指は滑り止めに、薬指は指かけに添える
親指のリングがゆるく感じたら、薬指をリングに通し、人差し指と中指をハンドルに添えると良い

 まずは、コピー用紙(普通紙)を1枚切ってみた。エアロフィットなどの一般的なハサミと同じくスッと切れた。2枚重ねると、刃元ではほとんど抵抗を感じなかったが、刃先に近づくにつれて少し力を入れる必要があった。

 刃の材質は、エアロフィットと同じくステンレス製だが、「重ねたコピー用紙は絶対に切らないでください」とメーカーも注意しているように、あまり分厚い紙は切らないほうが良さそうだ。

コピー用紙1枚なら、刃元から刃先までで60mmを一気に切れる
刃元だけを使えば、3枚程度重ねてもほぼ抵抗なく切れる

 従来のハサミはハンドルが横に広がっているため、ケースなどには入れにくかったが、ホソミならスッと入れることができる。ハサミを持ち歩きたい人にオススメのハサミだ。

中野 信二

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