やじうまミニレビュー

忘れ物が多い人に朗報!? これでもう失くし物はゼロ!!

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 忘れ物や失くし物は誰もがするもの。仕事に出掛けるだけで、様々な忘れ物予備軍を携帯していかなくてはならない。ということで、忘れ物常習犯の筆者は、Bluetoothと接続して使う「忘れ物防止タグ」をいくつか持っている。その中の1つ、TrackR bravoを紹介しよう。

TrackR「TrackR bravo」
メーカー名TrackR
製品名TrackR bravo
価格3,229円

コインサイズの携帯しやすさがいい!

 同種の忘れ物防止タグと同じような機能を備えており、スマートフォンと連携させたTrackRを、失くしたくない物に付けておく。設定により、スマートフォンとTrackRが離れた時(Bluetooth接続が切断された時)にアラートを鳴らす。スマートフォンとTrackRのどちらか、または両者を鳴らす設定が可能だ。

 最大の長所は、シンプルで質感の高いデザインと、コインサイズの小ささ。500円玉よりも一回り大きく、少し厚いくらいの大きさで、バッグの中に入れておいても、まったく邪魔にならない。傷つくのを気にしなければ、コインケースに入れておいても良いくらいだ。

大きさも厚さも、500円玉より一回り大きいくらいのサイズ

 接続が切断された場所を、アプリで表示してくれるのも嬉しい。もし失くし物をした場合は、アプリを開けば、どこに忘れたのかがだいたい分かる。そのため、失くした物を最後に使った場所を、瞬時に思い出せるというわけだ。立ち寄った場所をリストアップして、1カ所1カ所をしらみつぶしに電話して回るということがなくなるのだ。

スマートフォンとTrackRの、どちらを鳴らすかを設定。ここでは、iPhoneが2秒間、アラートが鳴るように設定している
アプリを起ち上げていると、TrackRがどのあたりにあるのか、だいたいの位置が分かる
Bluetooth接続が切断されると、アラートが鳴った後に、接続が切れた場所を示してくれる

いつも携帯し、失くしたくない物に付け換えて使っている

 こうした忘れ物防止タグで重要なのは、使い続けること。忘れ物は、防止タグを使わなくなった時に起こるはずだ。

 筆者は、ズボンのポケットの入っている物と、バッグ1つだけは忘れたり失くしたりしない。問題は、荷物が2つ以上になった時だ。例えば、朝は雨が降っていたのに、昼過ぎから雨が止んだ日。道具だった傘が、単なる荷物になった瞬間に忘れてしまう。また、発表会でもらった紙袋などは、帰宅途中にカフェなどに寄ると、瞬時に忘れる(もちろん自覚しているので、大事な資料などは、メインのバッグに入れて帰社または帰宅する)。

 ということで、普段はバッグに入れておき、いざ、2つめの荷物を持ち歩く際には、TrackRを取り出して紙袋に入れておく。これでバッチリだ。もしくは、仕事に持っていく必要のある物に取り付けておく。持っていくのを忘れたら、玄関を出た瞬間にスマートフォンが鳴り出すはずだ。

普段はバッグ内の小さなポケットの中に入れておいている
大事なデータを持ち歩く時には、USBメモリーに付け換える
広い駐輪場に自転車を停めておく際には、自転車に付け換える。どこに置いたか分からなくなったら、アプリからTrackRのアラートを鳴らせば、すぐに自転車の場所が分かる。防水ではないので、雨の日には注意が必要

 もう1つ、可能性を感じる機能が搭載されていることも付記しておく。失くし物をした時に、TrackRユーザー同士で見つけ合うという互助機能だ。Bluetooth接続が切れた自分のTrackRに、TrackRアプリを起動させたユーザーが近づくと、自分のアプリにTrackR(を付けた大事な物)がどこにあるか通知してくれるというもの。

 爆発的にユーザーが広がらなければ、まったく期待できない機能と言えるが、同種の忘れ物防止タグには、同じような機能が必ず入っている。こうした他メーカーの忘れ物防止タグが、横断して連携するようになれば、少しは期待できるのに、と思う。今のところは、そうした提携の兆しはないのが残念だ。それでも、誰かの忘れ物を見つけて、お知らせしてあげたいと思いつつ、アプリを起動し続けている。

河原塚 英信