やじうまミニレビュー
イヤイヤ期の幼児でも問答無用で測定できる赤外線体温計
2017年2月13日 07:30
2歳の息子は保育園に通っている。そこで毎朝、体温を計って提出する必要が出てきた。約1年前に、赤外線体温計を使い始めた。おでこや耳に当てると瞬時に測定できるのだが、いやいや期に突入? した息子は、その一瞬すら嫌がるように。
そこで、形を変えれば息子も嫌がらなくなるかも、と淡い期待を抱いて購入したのがQBYという聞き慣れないメーカーの電子体温計。Amazonで「非接触 体温計」などと検索して出てきた製品。2,233円という価格だったので、ダメでもいいや、という気持ちで買ってみた。
メーカー名 | QBY |
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製品名 | 非接触体温計 |
価格 | 2,233円 |
5〜15cm離しても測定できる
これまで使っていたドリテックの非接触体温計は、形状が細かった。おでこで測ろうとすると、息子が抵抗するので、眼に当たりそうだったのが気になった。耳で測ろうとすると、息子が耳に指を突っ込み、測れないようにする。
今回のはピストル形。使い方は簡単でトリガーを引けば、ピープ音がピ〜っと鳴って瞬時に測定される。そして手元部分のモニターに、大きく体温が表示される。
初めて取り出した時は、息子が喜んだ。これまでピストルのようなものを見せたことがないのに、不思議なくらいに笑顔で、触らせろと言い寄ってくる。口にくわえられる部分もなく、眼に刺さるようなところもないので、安心して息子に渡せる。
しばらくすると、この体温計でも抵抗し始めた。だが、必ずしも測定したい場所にピッタリと当てなくても測れる。息子がテレビに夢中になっているスキに、5〜15cm離してトリガーを引いてもOKなのだ。
それも難しい場合には、息子の脇や背後から首筋を狙ってトリガーを引く。若干、体温にバラつきが出てくるものの、過去の測定結果を記録しておいてくれるので、何度か測定して、その平均を割り出すのも簡単だ。
アメリカでも販売されているため、摂氏と華氏での表示が可能だが、日本人には不要な機能。知らないうちに変わってしまった場合は、摂氏/華氏の「MODE」切り替えボタンを押すと、摂氏表示に変更できる。
突起部がほとんどなく、安心して使える
本機を使うようになってから、体温を測る作業が本当に軽減された。まず、本体が大きく、突起した箇所がないので、安心して息子に近づけられる。もし手で払いのけられたりしても、離れた場所から測定できるのもありがたい。
測定結果は、ワキに挟んで測定する体温計と比較して、プラマイ2℃くらい。もの凄く高い精度を求めるのは無理だが、体温が正常かどうか判別するのには十分だ。
電源がボタン電池ではなく、単三形乾電池という点も嬉しい。
イヤイヤ期というか、単に父親を嫌っているもしくは舐めている我が息子。とりあえず、朝の忙しい時間に体温測定に掛かる時間を、大幅に短縮できて本当に大助かりだ。