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スタルクがデザインした忘れモノ発見 スマートアクセサリー

 フランスのメーカー「Wistiki(ウィスティキ)」は、忘れモノ発見 スマートアクセサリー、「Wistiki by Starck “ヴォワラ!”」を、2月1日に発売する。価格は5,980円(税抜)。

忘れモノ発見 スマートアクセサリー「Wistiki by Starck “ヴォワラ!”」

 スマートフォンやタブレットと連携させて、音や地図上で探し物をサポートするスマートアクセサリー。

 まず、本機をスマートフォンなどとBluetooth接続させた上で、カギや財布、荷物やペット、電話など大事な物に取り付けておく。カギなどをなくしたと思った時には、専用アプリの操作でウィスティキからベルを鳴らしたり、どこにあるかを地図上で示してくれたりする。

専用アプリ「WISTIKI BY STARCK」をダウンロードしたら、会員登録する
ウィスティキ本体の凹んだボタンを、かなり強く3秒間程度押すと音が鳴り、ペアリングが始まる
ペアリングした後に、本体の更新を済ませたら、自分のウィスティキに名前を付ける
設定が全て終わると、ホーム画面が表示される。
「Wistikiリスト」の中から、見つけたいウィスティキをタップすると、連携しているウィスティキの位置を示してくれる
場所の詳細を知りたい場合は、地図の拡大も可能。Bluetooth連携が外れてしまっている場合は、最後に切れた場所を地図で表示する

 ウィスティキで可能なのは、スマートフォンからウィスティキが鳴るようにする「捜しモノ呼出」。呼出ボタンをタップすると、ウィスティキ本体から90dBの音量で、ベルが鳴るため、ウィスティキ(と、そこに付けた大事なモノ)が近くにあれば、すぐに分かる。

 逆に、ウィスティキ本体のボタンを押すと、スマートフォンから音が鳴る「スマホ呼出」や、ウィスティキとのBluetooth連携が切れるとメッセージが表示される「忘れモノ防止アラート」、ウィスティキが近づいてきた時に知らせてくれる「近づきアラート」などがある。

 また、ウィスティキ本体をなくした際に、他のウィスティキユーザーが近くを通ると、ウィスティキの位置情報が更新されたり、ウィスティキを拾った時には、ユーザーとメッセージで知らせてあげることも可能だという。

 本体サイズは23×6×62mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは11g。完全防水仕様。踏み付けた時の耐荷重は50kg。通信の有効距離は、最大100m。電池寿命は約2年間。なお、電池交換には対応していないため、電池寿命が切れた場合は買い替えが必要となる。本体カラーは、オレンジ/レモン/ローズ/バイオレットの4色。

フィリップ・スタルクがデザイン

 ウィスティキの特筆点は、プロダクツデザイナーであるフィリップ・スタルクがデザインしている点。デザインに合わせて本体の素材にもこだわり、質感の高い金属を採用している。

金属の質感が美しい外観
パッケージングにもこだわっているのが分かる
本体カラーに、オレンジ/レモン/ローズ/バイオレットの4色を用意

 発表会で登壇した、創業者のLussato(リュサト)兄弟は、「世界展開を考えた時に、デザイン性を高める必要があると考えた。その時に、フランス人であるフィリップ・スタルク氏に会いにいき、デザインを依頼しました」と語る。

創業者であるリュサト3兄弟。右から長男・ブリュノ氏、三男・ユーゴ氏、次男・テオ氏

 リュサト兄弟は、スタルク氏とのミーティングを重ね、用途や目的によって違う3種類のコレクション(デザイン)を作ることにしたという。その中で「Wistiki by Starck」シリーズの第一弾となるのが、今回のヴォワラ!。

 3月24日には同シリーズ第2弾の「aha!(アッハ!)」が発売予定。機能や価格は同じだが、より猫などのペットの首輪に付けやすいデザインだという。なお、第3弾については、発売時期は未定とした。

「Wistiki by Starck」の第2弾となる「aha!(アッハ!)」

 なお、社名や製品名となっている「ウィスティキ」は、3兄弟が飼っていた猫の名前だという。時々いなくなる猫を探すのに、良い方法がないかと考えたのが、同製品の開発をスタートしたきっかけとなったのだという。