やじうまミニレビュー
どうしても早く乾かしたいシャツがあるときの「温風ハンガー乾燥機」
2016年8月23日 07:30
温風が吹き出してくるハンガー
あいにくの天気で部屋干しの洗濯物がなかなか乾かない。でも今日の夜でかけるときに着たいシャツがある!
と、こんなシチュエーションたまにないですか? 洗濯機に乾燥機能がついていないとか(我が家がそう)、洗濯物の乾燥にも使えるふとん乾燥機を持っていないとか、衣類の乾燥でちょっと考えてしまうシーン。こんなときに役立つユニークな製品がありました。それが「温風ハンガー乾燥機」です。
メーカー名 | サンコー |
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製品名 | 温風ハンガー乾燥機 |
実売価格 | 5,721円(Amazon) |
「温風ハンガー乾燥機」とは、その名の通り、温風が吹き出してくるハンガーです。148×75×117mm(幅×奥行き×高さ)で、重さ614g、耐荷重5kg。組み立て式で、温風が噴き出す本体のほかに、衣類用アタッチメント(左右)と靴用アタッチメント(左右)、フック付き洗濯ばさみが2個に巾着袋がセットになっています。
単なるおもしろグッズかと思いきや、結構ガチな製品でした。脱水したTシャツ(Mサイズ)で試したところ、約1時間半くらいで着られるレベルまで乾きました!
シャツ、靴、タオル、ハンカチ、靴下などなど
シャツを乾かすときは、本体の両サイドに衣類用アタッチメントを取りつけ、服をかけたら本体中央にある大きな丸いボタンを押します。ボタンは1回押すと温風モードになり、2回目で送風モードに切りかわり、3回押すと切れる仕組みになっています。
現在のモードは温度でわかりますが、ボタンの色が赤なら温風、青なら送風と色でも区別できます。なお、温風モードは3時間連続で使用すると自動で送風モードに切り替わります。
温風モードにすると、本体と衣類用アタッチメントの下から温風が吹き出して、シャツの中を抜けていきます。風量はそんなにありませんが、Tシャツの胴体部分に生暖かい風が溜まっていくのがわかりました。
乾く速度は環境や服の形状や素材にもよりますが、少々厚手の綿のTシャツ(Mサイズ)で試したところ、室温28℃の室内における所要時間は約1時間40分でした。
いくら温風が出るとはいっても、袖口や裾に届くまでには温度が下がってしまうので、袖口や裾まで乾くまでには時間はかかりますが、温風が出るだけ早く乾くといっていいでしょう。晴れた夏の屋外でもない限り、Tシャツが1時間40分で乾かないことは明らかですから。
「温風ハンガー乾燥機」には、靴用のアタッチメントも付属しており、先端を靴の中に入れれば乾かしやすくなっています。汗や雨で湿ったスニーカーを少しでも早く乾かしたいときなんかは便利。ドライヤーがあるじゃないかといわれそうですが、両足同時にできて、かつ置きっ放しにできる(任せられる)ところがいいのです。
また、衣類用アタッチメントに取り付けられる洗濯ばさみも2つついているので、タオルやハンカチを乾かすこともできます。女性なら組み立て式ハンガーとして、ジャケットとスカートをセットでつるしておくこともできますね。