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「人間洗濯機」介護現場に実装へ サイエンス

ミライ人間洗濯機 社会実装版(高齢者施設用) HWM-KO1

ファインバブル技術専業メーカーのサイエンスは、大阪・関西万博で話題となった、「ミライ人間洗濯機」の高齢者施設用製品「ミライ人間洗濯機 社会実装版(高齢者施設用) HWM-KO1」を12月16日に発表した。

同機は、浴槽ドアの採用により、「またぐ」動作を解消した人間洗濯機。浴槽内で生成される超微細泡が全身を包み込み、「つかるだけで洗う」を実現したという。このほか、部分的な汚れが気になる箇所にはウルトラファインバブルを使った「ミラブルシャワーヘッド」による集中洗浄を可能にした。強い水圧に頼らない洗浄メカニズムを採用したとする。

入浴の流れ
バスタブに溜めたお湯の中のマイクロバブルや、1万分の1mmサイズのウルトラファインバブルを含んだシャワーが汚れを落とす

同社は、「万博で得た貴重なフィードバックと技術検証を基に、実際の介護現場で求められる安全性・操作性・経済性を徹底的に追求した」という。まずは高齢者施設における介護浴槽としての実用化から着手し、最終的には一般家庭への本格普及を目指す考え。

本体サイズは1,240×650×990mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約100kg。シャワーノズル数は正面4基。