家電製品ミニレビュー

湿った靴をオフィスで手軽に乾かせるシューズドライヤー

シューズドライヤー RB-G217

 梅雨に入って雨の日が多くなった。朝の通勤時から靴が濡れると、気分が落ちてしまう。それだけならいいが、湿ったままで履くと靴の劣化が激しくなるうえ、そのまま放っておけばニオイが付いたり、カビが繁殖しかねない。

 そこでシューズドライヤーを使って、靴の湿り気を一掃したいと考えた。

 紹介するシューズドライヤーは、温める機能が付いたシューキーパーと言ったデザイン。コンセントを入れると本体全体が温まるというだけのシンプルな構造だ。

メーカー名レッドスパイス
製品名シューズドライヤー RB-G217
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,598円

 使い方は簡単で、電源コードをコンセントに挿して靴の中に入れて、あとは乾くのを待つだけ。他のシューズドライヤーにあるような、タイマー機能や送風機能もない。電源スイッチを押す必要すらなく、コンセントに挿すと本体全体が、じわりじわりと温まってくる。熱さの調節もできず、熱くなり過ぎることもなく安心だ。

電源が入ると本体内部のLEDが光り、じわじわと全体が温まっていく
本体裏側は、熱が伝わりやすいよう、穴が開いている
電源コードの長さは2.4m。途中で2本に別れている
じわじわと温まるので乾くのを気長に待つ
コンセントを入れたら本体を奥まで突っ込み、あとは待てばいいだけ

 最初は玄関で使おうと思ったが、自宅の玄関にはコンセントがない! 仕方なく部屋の中で使うことにした。紙の上に靴を置き、本機を奥まで入れる。

 少し湿った靴を温めること約1時間、そのままにしておくだけで、中も外もカラッと乾燥していた。温度を高くすることはできないので、急速に乾かすことはできない。びしょびしょに濡れた靴を乾かすのには、4時間以上かかった。説明書には一晩置いておけば良い、と書いてあるものの、熱を発するものを放っておく気にはなれない。

ビジネスパーソンはオフィスで使うのが正解!
出勤時に濡れた靴は、昼前には気持ちよく乾いていた

 きちんと乾燥させた靴を履くのは気持ちが良い。だが少し考えると、濡れた靴を次の日も履くことはない。自宅で乾かすのなら新聞紙を丸めて入れておいた方が良い気もする。

 そこでオフィスに持っていった。これが正解だった!

 梅雨とはいえ、オフィスにスペアの靴を用意することはない。出勤時に雨で濡れると、そのまま乾燥しないまま一日中、履き続けることになる。湿った靴を履いているのも、脱いだものの乾ききらなかった靴を外出時に履くのも苦痛だ。

 電源の確保が容易なのもオフィスならでは。デスクの下で、雨で濡れたスニーカーを温めてみた。

 出社時に靴を脱ぎ、温め始めると、昼には乾いていた。昼に外出して、濡れて戻ってきたら改めて温めた。帰る時まで待たずともカラッと乾いているので、帰宅時にもスッキリとした気分で帰れた。

オフィスでの使用や子ども用に最適!

 もちろん遊び盛りの子どもがいる家庭では、泥んこになった靴を次の日も履くという子は多いだろう。そんな時には、シューズドライヤーを使って一晩かければいい。電源コードが長いので、湿気がこもりやすい長靴やブーツでも使える。

 また前述のとおり、オフィスでの利用は、思った以上に快適だ。たまたま梅雨時期ということで使い始めたが、夏には汗で湿るだろうし、冬には単に温めるのにもよいし、雨や雪で乾きにくい靴を乾かすのにも活躍するだろう。

 自然乾燥させるのが難しい梅雨や冬などはもちろん、雨や雪が多い季節なら、出張時に持っていくのもアリ。特にビジネスパーソンに強力にお薦めできるシューズドライヤーだ。

製品パッケージ
製品パッケージの裏側

河原塚 英信