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発火リスクがほぼない準固体電池モバイルバッテリー、モッテル

準固体電池モバイルバッテリー

MOTTERU(モッテル)は、容量10,000mAhの準固体電池モバイルバッテリーをはじめ、2026年から順次発売予定のUSBケーブルやハンディファンなどを発表した。

発火リスクがほぼない準固体電池のモバイルバッテリー

準固体電池を採用した容量10,000mAhのモバイルバッテリーは、2026年3月頃の発売で価格は7,980円を予定している。本体カラーは、アーモンドミルクとスモーキーブラックの2色。

準固体電池を採用した容量10,000mAhのモバイルバッテリー

最大30Wの急速充電に対応。USB Type-CとType-Aを各1ポート備え、デバイス2台の同時充電が可能。

USB Type-CとType-Aを各1ポートを搭載

採用される準固体電池は、リチウムイオン電池など従来品よりも発火リスクが低いとされ、衝撃や落下、温度変化によるトラブルを抑える設計が施されている。また、-20〜60℃の幅広い温度環境で安定して動作するため、夏場の車内や屋外など負荷の高い環境でも利用できるとする。

商品発表会では、リチウムポリマー電池と準固体電池の、釘刺し実験の映像が流れていた。リチウムポリマー電池に釘を刺すと、その瞬間に電池が膨張しつつ煙が吹き出してきていた。一方、準固体電池に釘を刺しても変化は全く見られず、釘を差した後は静止画を見ているようだった。

実際に釘を刺した準固体電池
釘を刺しても発火リスクが少ない
リチウムポリマー電池と準固体電池の釘刺し実験

会場の同社スタッフの話によれば、準固体電池の中身は、ジェル状というよりも粘土のような質感だという(あくまでも個人の印象)。そうしたこともあり、釘を刺しても不安定になり発火するなどの恐れがない。

本体の重さは、現段階では208gを予定している。同時に発表された、同じく容量10,000mAhのリチウムイオン電池採用のモバイルバッテリーと比較すると、本体サイズは少し大きめで、重さも少し重たいと感じた。

同じく容量10,000mAhのリチウムイオン電池採用のモバイルバッテリーと比較。大きいのが準固体電池採用バッテリー

グラデーションカラーのデジタルアクセサリー

準固体電池モバイルバッテリーのほかにも、2026年に展開する様々なモバイルバッテリーが発表された。従来のシンプルな単色に加えて、鮮やかで美しいグラデーションカラーのラインナップが充実している。

ケーブルレスでスマートフォンに直接挿して快適に充電できる「ダイレクトバッテリー」は、容量が5,000mAhでスマートフォン約1回分の充電が可能。20Wの急速充電に対応し、2台を同時に充電できる。充電サイクルの目安は1,000回以上。本体カラーは、ラテグレージュを含む5色を展開する。価格は4,860円。

容量10,000mAhで、重さが約174gと軽量なモデルは、新色のコットンキャンディーを含む9色がラインナップ。20Wの急速充電に対応し、2台を同時に充電可能。価格は5,980円。

なお、モバイルバッテリーはいずれも2年保証。

各種モバイルバッテリー

そのほか、形状記憶のように、くるくると磁石でまとまるUSBケーブル「グラデーションマグネットケーブル」も発売される。価格は、USB Type-A to Cが1,860円、Type-C to Cが2,200円。

C to Cのケーブルは、最大240Wの急速充電に対応。いずれも、20,000回の折り曲げ試験をクリアしている。

グラデーションマグネットケーブル
磁石でくるくるとまとまる

また、ハンディファンは4モデルをラインナップ。「ターボコンパクトハンディファン」の価格は2,728円、「ターボバイカラーハンディファン」は2,970円、冷却プレート付きの「ターボペルチェハンディファン」は4,378円。そしてデスク向けの「首振りハンディファン」は3,608円。

ターボバイカラーハンディファン
ターボペルチェハンディファン
首振りハンディファン