やじうまミニレビュー
暑すぎる日に、ひんやり冷たい風を送ってくれる冷風扇が気持ちいい!
2016年8月10日 07:30
ただの風では焼け石に水……そんな猛暑に使ってみたい携帯型扇風機を発見!
溶けるような暑さ、じりじりと照りつける暑さ、うだる暑さ……なんでもいい、とにかく暑い。うちわや扇子であおいでも、ぬるい風が動くだけで、焼け石に水だ。
そんなとき、これなら涼しさが感じられそう、と期待大な携帯型扇風機を見つけた。グリーンハウスの「どこでもひんやり! ポータブル冷風扇」だ。
メーカー名 | グリーンハウス |
---|---|
製品名 | どこでもひんやり! ポータブル冷風扇 |
品番 | GH-FANMSA |
実売価格 | 3,218円(Amazon) |
冷風扇とは、水が蒸発するときに周囲の熱を奪う気化熱を利用して、まわりの空気より涼しい空気を送り出す扇風機のこと。このポータブル冷風扇の場合、給水タンクの中に入れた水が超音波でミストになり、風と一緒にミストを吹き出すことで、涼しく感じられるという。
さっそく製品をチェックしてみよう。まず電源は、単三形アルカリ乾電池3本のほかUSBで稼動するため、ACコンセントのない外出先やオフィスなどで使うことができる。ポータブルとはいえ思ったより大きく、握るというよりがっちり掴んで使うイメージだ。ただ乾電池と給水タンクを備えることを考えると、この大きさは必然だったのだろう。
ミスト機能を使いたい場合、給水タンクに水を入れておく必要がある。推奨するのは普通の水道水で、ミネラルウォーターや浄水は使ってはいけないとのこと。水は、本体上部に取り付けられた給水タンクのキャップを外して入れる。水量の目安は「入れすぎない」とのことだが(笑)、50ml入れるとギリギリという感じだった。
これで準備は完了。さっそく稼動してみる。2つあるボタンのうち、上の「ファン」マークを押すとファンが回転し、もう一度押すと止まる。風量調整はできないようだ。ちなみに、同じボタンを長押しすると、LEDライトが点灯するため、暗い場所で使うときに便利だ。
ミストは独立して噴射でき、下の「ミスト」マークを押すと稼動する。連続して噴射するモードと、2秒おきに噴射する間欠モードから選択可能だ。
ミストが加わった瞬間、肌に当たる風の温度が明らかにダウン
まず「ファン」ボタンを押すと、ファンが回転し始めた。これを顔に当ててみたところ、決してパワフルとはいえないが、心地よい風が顔に当たる。続いて「ミスト」ボタンを押すと、中央にあるミスト噴出口からミスト噴射。するとその瞬間、肌に当たる風がヒヤッと冷たく変わった。明らかに涼しいと感じるほどに、風の温度が下がったのだ。気化熱って本当にすごい!!
ただし扇風機の風自体はパワフルというわけではない。なので、髪をなびかせ、汗をぶわっと吹き飛ばしたい、という人には、物足りなく感じられるかもしれない。個人的には、強すぎる風は苦手なので、この穏やかで涼しい風は心地よく感じられる。
この冷風扇を持って、会社に行ったり、遊園地やプール、花火大会など、さまざまな場所に出かけた。ミニトートバッグに、財布、スマホ、化粧ポーチ、そしてポータブル冷風扇を入れたら、結構かさばるが、いっぱいになる。また人混みなどで使うと、必ず「あれはなんだろう」という目で見られたりする(笑)。しかし、汗がひかないときや、暑すぎて耐えられないときは、つい使いたくなる。
ちなみにファンの運転音は少々気になる。ざわざわした場所ではまったく問題ないが、静かな場所ではファンの回転音が結構聞こえる。決してうるさいというわけではないが、静かな場所で気兼ねなく使えるわけではないので注意したい。
ミスト機能は乾燥した冬のオフィスでも使え、1年中大活躍!
この冷風扇が活躍するのは夏だけではない。ミスト機能がファンとは別に単独で使えるため、乾燥しがちなオフィスでの保湿にも使えるのだ。つまり扇風機といえば季節家電だが、このポータブル冷風扇は、一年中出番があるということだ。
携帯型にしては大きい、風量は大きくないなど、単に“ポータブル扇風機”と考えると、少々使いにくい面もある。その一方、ミスト付きでひんやり感が得られ、一年中使えるということを考えたら、メリットのほうが大きいと言っていいだろう。