家電製品ミニレビュー
市販の歯ブラシが“電動”歯ブラシに変身! 外付けタイプの音波振動アシスト「ソニックオール」を使ってみた
2017年10月27日 07:00
「電動歯ブラシはいいぞ」という話はよく聞くものの、なかなか手磨きから脱却できないでいる。その理由の1つに、好きなブラシを使えないことが挙げられる。筆者はヘッドが大きく、柔らかいブラシが好みだが、各メーカーの電動専用ブラシはヘッドが小さい。電動のほうがしっかり磨けるのは理解できるが、やっぱり歯磨きは気持ちよくないと。
そんな折、どんな歯ブラシでも電動歯ブラシに変えられるという、大作商事の「ソニックオール」を発見。価格も手頃なので、さっそく使ってみた。
メーカー名 | 大作商事 |
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製品名 | ソニックオール SA-2 |
価格(編集部調べ) | 2,963円 |
市販の歯ブラシをセットするだけ
「ソニックオール」は、単四形アルカリ乾電池1本で駆動する電動歯ブラシ。ブラシストローク数は音波振動による24,000回/分で、手磨きよりも歯垢をしっかり除去できるとしている。
専用ブラシは付いておらず、市販の歯ブラシをセットして使う。セットできる歯ブラシは、大人用、子ども用から歯間ブラシまで、よほど柄が太くない限りほとんどの市販品に対応する。
好きな歯ブラシをセットできる点が、このソニックオールの魅力。というわけで、筆者が普段使っている歯ブラシをセットする。
まず本体のカバーを外し、背面にあるダイヤルを30度くらい回すと、歯ブラシをセットするワイヤーのロックが解除される。無音なので解除されたかどうかわかりにくいが、ワイヤーを引っ張って伸びればOK。そこに歯ブラシを挿し、下部の長さ調整ホルダーを上下させ、歯ブラシの露出部分の長さを調節する。
ちなみに歯ブラシの露出部分が長すぎると、振動が弱まる場合があるとか。また、歯ブラシの柄の素材や形状でも、若干ストロークに差が出てくるそうだ。
歯はしっかり磨けるけど少し大きいのが難点
実際に使ってみると振動の強さに驚いた。その分ブラシもしっかり振動し、軽く当てていくだけで歯はツルツルに。ぎゅっと握ると手に振動が伝わりすぎるので、やさしくつまんで持つくらいがちょうどいいかもしれない。
歯はしっかり磨けるものの、気になった点が2つ。まず本体の大きさだ。手磨きの歯ブラシに慣れてしまっているだけに、グリップの太さがどうしても気になった。普通に使っている分には問題ないが、ブラシの向きを変える際、手首を返しにくいところが難点。
もう1つは、ON/OFFのスイッチが本体背面にあること。結構強く押さないと作動しないので親指で押す必要があり、それだと口の中に入れた状態でスイッチが押しにくい。歯磨き粉をつけていたら飛び散って惨事を招くところだった。
「ソニックオール」を使ってみて気付いたことがもう1点。それはヘッドが大きなブラシは電動に向いていないということ。筆者愛用のブラシでは、どこを磨いているのかわからないほど口の中がブラシでいっぱい(な感覚)に。毛嫌いしていた電動専用の小ヘッドのブラシは、振動を計算に入れたサイズだったのだ……。失礼しました!