家電製品ミニレビュー

電動歯ブラシの困りごとを解決! 無印良品の「音波電動歯ブラシ」が優れものだった

 無印良品から音波電動歯ブラシが発売されたと聞いて、さっそく購入してみた。手磨き用としても使える同社製の歯ブラシをセットするもので、洗面台に置きやすいデザインや、しっかりとした磨き心地が気に入ったのでご紹介しよう。

「音波電動歯ブラシ MJ-ET1」と「歯ブラシ 普通毛タイプ」
メーカー名無印良品
製品名音波電動歯ブラシ歯ブラシ 普通毛
型番・タイプMJ-ET14色セット
実売価格2,490円990円

 「音波電動歯ブラシ MJ-ET1」は、単四形アルカリ乾電池1本で駆動するシンプルな電動歯ブラシ。ブラシストローク数は約30,000ストローク/分で、歯周ポケットなども効率的にケアできるという。運転モードは1つで、ボタンを押すだけで使い始められる。

 セットできる歯ブラシは、同社製の「歯ブラシ・普通毛」「歯ブラシ・極細毛」の2タイプ。別売りになっており、いずれも価格は4本セットで990円。1本あたり247.5円で、本体と合わせても約2,700円とかなり求めやすい。ランニングコストを安く抑えられるため、使い続けやすいのも特徴だ。

本体。ボタンは1つでシンプルなデザイン
キャップを外したところ
「歯ブラシ・普通毛」4本セットを購入した
単四形アルカリ乾電池1本で駆動する

磨いた後はすっきり! 軽くて使いやすい

 使う際は、歯ブラシのブラシ側を本体のスイッチ側に向けて取り付け、歯ブラシが奥に当たるまでしっかり差し込む。飛び散りを防ぐため、ブラシに歯磨き粉をつけたら口の中に入れた状態でスイッチを入れる。歯磨き時間の目安は約2分だ。

 スイッチを入れると、本体の振動がしっかり手に伝わる。ブラシ部分よりも本体のほうが大きいので重そうに見えるが、乾電池駆動なので使い心地は軽い。バッテリーを備えた充電式の電動歯ブラシに慣れていたので、かなり軽く感じた。

 使っているうちに気になったのが、ブラシ部分よりも本体のほうが振動していること。きちんと磨けているかな? と少し不安になったが、2分磨くと口内はかなりスッキリ。たまに旅行などで2~3日手磨きすると口内のネバつきが気になってくるのだが、この音波電動歯ブラシではそういったことはなかった。

本体に歯ブラシを差し込む
ブラシ側を本体のスイッチ側に向ける
差し込んだところ。この状態で使う
乾電池1本なので軽い使い心地だった

 今回は普通毛タイプをメインで使ったが、極細毛タイプでも磨いてみた。毛のかたさも柔らかくなっていて、歯ぐきなどをやさしくケアしたい人向けの歯ブラシだ。

 しかし、しっかり磨きたかったので、普通毛タイプの方が好みだった。歯ブラシは1本ずつでも売っていて価格も290円と求めやすいので、どちらも試してみても良いだろう。

普通毛タイプ
極細毛タイプ。毛もやわらかい

洗面台に映えるデザイン! 置きっぱなしでも気にならない

 また、洗面台に置きやすいデザインなのもポイント。充電式の電動歯ブラシはコードがゴチャゴチャになりやすく、専用ブラシも小さいのでキレイに収納できず困っていた。

 MJ-ET1は乾電池式なのでコードがなく、すっきりと置ける。無印では歯ブラシ用の収納スタンドも用意しているため、合わせて使えば統一感も出る。洗面台はほかにも、ドライヤーや化粧水などモノを置きがちだが、歯ブラシをキレイに置けるだけでかなり印象が変わった。

これまで使っていた、フィリップスのソニッケアー。充電式はコードが気になる
専用ブラシも収納しづらいため、洗面台に直置きしていた
手磨き用の歯ブラシを使うので、無印が販売している歯ブラシスタンドに立て掛けられる。この状態なら出しっぱなしでも違和感がない
説明書も付属する

 既に10,000円を超えるような高価格帯の電動歯ブラシを使っている人には、機能がシンプルなMJ-ET1は少し物足りなさを感じるかもしれない。しかし、電動歯ブラシを初めて使う人や、洗面台にすっきり置ける製品を探している人にはぴったりな製品だと感じた。

 歯ブラシを装着したままキャップを付けて持ち運びもできるので、外出先用やオフィス用として使うのも良さそうだ。

歯ブラシを挿したままキャップが付けられる
ポーチに入れて持ち運びやすい

西村 夢音