家電レビュー
ティファールの小さなエスプレッソマシンは簡単なのに本格的な味!
2024年8月8日 08:05
今回紹介するのは、ティファールのエスプレッソメーカー「クイックレマ EX5101JP」です。個人的にコーヒーが大好きで、エスプレッソも好き! これまで何台かのエスプレッソメーカーを使ってきました。スチームミルクも作れるような本格的な一台からカプセルを使ったものまで様々ですが、クイックレマはその中でもかなりコンパクトで簡単に使えます。
一方で粉の量や水の量、温度などを細かく調整でき、自分好みの一杯を抽出できるのが魅力。コンセントがない場所でも使えるので、様々なシーンで活躍しそうな一台です。直販価格は29,800円。
粉と水をセットしたらあとは抽出ボタンを押すだけ!
そもそも、エスプレッソとは、細かく挽いたコーヒーの粉に圧力をかけて抽出するイタリアのコーヒーです。1回の抽出量は約60ml〜100mlほどで、日本で親しまれている一般的なコーヒーと比べるとかなり濃厚。
エスプレッソは専用の機器がないと抽出できませんが、クイックレマがあればそれほど手間はかかりません。通常より細かく挽いたエスプレッソ専用のコーヒー粉をフィルターにセットしたら、専用タンパーでコーヒーの粉を水平に押し固めてから本体にセット。水タンクに水を入れて、抽出温度を設定したら、あとは抽出ボタンを押すだけ。約30秒ほどでエスプレッソを楽しめます。
本体操作は天面のタッチパネルで行ないます。電源ボタン、抽出ボタンのほか、温度調節ボタンがあるだけのシンプルな構造なので、操作に迷うことはありません。ただ、ボタンや操作によって「長押し」が必要な時があるので、そこだけ最初ちょっと混乱しました。
クイックレマがあれば、準備から抽出まで1分もかからずに、香り高い本格的な一杯が完成します。表面には、おいしいエスプレッソの証であるきめ細かいクレマ(泡)が立っています。本場イタリアでは、エスプレッソに砂糖を入れて飲むことが多いのですが、美味しいエスプレッソは表面のクレマがしっかりしていて、砂糖を入れてもすぐに沈まないといわれています。
クイックレマで作ったエスプレッソもクレマがしっかり立っていて、砂糖がすぐに沈むことはありませんでした。
簡単なのに本格的!
手軽にエスプレッソを楽しめるクイックレマですが、実は様々なパターンで抽出することができます。
粉の量は6〜12g、水の量は60~180ml、抽出温度は85〜95℃、粉の押し固める具合も好みに応じて調節できます。もちろん、豆の銘柄を変えて楽しむことも。温度や濃さまで細かい調節が可能なので、エスプレッソ通の人にもおすすめできます。
カフェラテやアイスラテなど、エスプレッソを使った様々なレシピももちろん楽しめます。私のおすすめは定番のカフェラテ。しっかりめに泡立てたミルクを使うと、ミルクのふくよかな甘さにエスプレッソの苦味がマッチして、なんとも本格的な一杯が自宅で楽しめます。
なんとアウトドアでも楽しめちゃう!
クイックレマは、外に持ち出して、屋外でエスプレッソを作ることもできます。その際は、別にお湯を用意する必要がありますが、キャンプやピクニックでエスプレッソが楽しめるなんて嬉しい!
屋外で使う際にはあらかじめ本体への充電が必要で、充電時間は約3時間。フル充電時で約30回抽出できます。本体重量1,380gと軽くて持ち運びやすいサイズなのも嬉しいポイントです。
単機能ならではの使いやすさが好き
「エスプレッソを作る」ということに特化したシンプルな製品ではありますが、その分、使い方がシンプルで、お手入れも楽ちん。使った後のお手入れはフィルターセット周辺のみでさっと終わります。ただし、抽出後のコーヒー粉は圧力がかかって、固まっています。スプーンなどを使ってかきだすようにしてあげると、簡単にお手入れできます。
「エスプレッソ好きだけど、自宅で作るのは大変そう……」と躊躇していた人にぜひチェックしていただきたい一台。抽出温度や抽出量、粉の種類などを調整して、自分好みの一杯を楽しむことができます。