家電レビュー

ニトリで999円のデジタルスケールが、パン作りで大活躍!

キッチンスケール 2kg 丸型「8975135」

筆者の家では、妻が料理をしてくれている。その妻が「味付けは見た目で決める」という調理法を採用していることもあり、食材を計量するためのキッチンスケールがない。先日、そんな我が家にホームベーカリーという、パンを焼くための家電製品がやってきた。説明書を開くと、まず揃えておきたいアイテムの中に、キッチンスケールが入っていた。

突然、0.1g単位で食材を測れるキッチンスケールが必要になったことで、筆者は近所のニトリに走った。店頭にあった4種類の中から、サッと手に取って購入したのは、999円と最もリーズナブルかつコンパクトなモデル「キッチンスケール 2kg 丸型 8975135」というもの。我が家では、ホームベーカリー以外にさしあたっての用途がないため、やはり財布が痛まないリーズナブルさと、キッチンに置いておいても邪魔にならないコンパクトさは、選ぶ上で最も重視したポイントだ。

リーズナブルかつコンパクト

リーズナブルと言っても、0.1g単位で計測できる「微量モード」を搭載。パン作りで数gしか使わないイースト菌も正確に測れた。なお、最大2kg測れる。

また「0表示機能」というのは便利だった。まずホームベーカリーのパンケース(炊飯器で言うところの内釜のようなもの)をデジタルスケールの上に置き、本体の「0表示モード」ボタンを押す。すると、パンケースの重さを外した重量を計測できるのだ。この「0表示モード」ボタンを押してから、例えば水を入れていけば、水の重さだけが測れるという機能だ。水が測り終わったら、また同ボタンを押して小麦粉を入れていく、さらにオリーブオイルやスキムミルクや塩や砂糖などを、それぞれ計量しながら入れていってもいい。

「0表示機能」ボタン
ホームベーカリーのパンケースを載せたところ
「0表示モード」を使って、食材を測っていった

筆者は、こうした機能があることは知識として知ってはいたが、活用するのが初めてだった。そのため、こんなに簡単に計測できるものか! と、妻に使い方を教えてもらった時に、感動すらしてしまった。

以上の通り、ホームベーカリーで使うにあたっては、過不足のない機能を備えていたと言える。作ったことはないが、お菓子作りなどでも、きっと十分な性能だろう。

粉まみれになりながら活躍してくれた

さて、次のコンパクトさについては、本体サイズが114×160×30mm(幅×奥行き×高さ)で重さは約190g。

小さく軽いだけでなく、立てて置ける(自立する)点もいい。キッチンで使わない時には立てておけば邪魔にならないし、収納時にも棚の隙間に置いておける。

本体は縦に自立できる

今回は、店頭で「どれが良いかなぁ」と迷い、最もシンプルなモデルを選んだ。上位機と言えるモデルには、計量台に合わせたカバーが付属し、使用後はカバーだけを洗えるタイプのものや、本体を丸洗いできるモデル、また計量だけでなくタイマー機能を備えたコーヒードリップ用のモデルも並んでいた。

もしお菓子作りなどで、デジタルスケールを汚してしまう心配があるのなら、丸洗いできるモデルは便利だろうし、コーヒーをハンドドリップする人にはタイマー付きモデルがおすすめと言えるだろう。

だが今回は、999円で購入したニトリの「キッチンスケール 2kg 丸型 8975135」も、なかなか便利だなと感じてもらえればと思う。

河原塚 英信