やじうまミニレビュー

まるごと洗える! 0.1g単位で計れるタニタのキッチンスケールは料理以外にも大活躍

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 必要に迫られてキッチンスケールを新調しに、家電量販店へ。数多あるものを比べ、コレだッ! と選んだのは、タニタの「デジタルクッキングスケール KW-220」だ。

タニタ「デジタルクッキングスケール KW-220」
メーカー名タニタ
製品名デジタルクッキングスケール
品番KW-220
価格(編集部調べ)4,114円

 選んだ理由は、0.1g単位で計れる微量モードと、スケールごと水洗いができるという、2つの要素が揃っていたからだ。さらに、水も牛乳も個別に計れる「mLモード」にも惹かれた。家庭用キッチンスケールの中ではお高いものの、購入に迷いはなかった。

文字の高さは27mm。大きくて見やすい。最大2,000gまで計量できる
防塵防水保護等級IP65の防水仕様で、流水で洗うのもOK
0.1g単位まで液体も微量で量れる
液体は牛乳、水と切り替えられる

0.1g単位が欲しい理由

 塩分摂取量などは特に気にしてはいないので、料理に使うなら1g単位で十分。だが、ある都合から0.1g単位で計れるスケールが必要になったのだ。

 それは気温が上昇する季節になると部屋を舞うコバエ! 観葉植物の有機用土を餌とするキノコバエ類で、仕事中も、食事中も、就寝中も、なぜか顔をめがけて飛んできて鬱陶しい。殺虫スプレーは一時しのぎに過ぎず、次の日には新しい輩が我が物顔で部屋を舞う、というのを繰り返してきた。

 奴らの温床となる観葉植物は仕事上、撮影時の大事なエキストラゆえ無碍に処分はできない。ならば根本的に駆除を! と頼ったのが、「ダントツ 水溶剤」という農薬。水に溶かして普段どおりに水やりをすれば、土中に蠢く奴らを根こそぎ駆除すると評判なのだ。

我が家の6鉢ある観葉植物。この土がコバエの温床となっていた
住友化学の「ダントツ 水溶剤」

 ところが、薬剤は2,000倍の希釈が必要。6鉢ある観葉植物の水やりに使う水量は1度にせいぜい1L程度。つまり、使う薬剤量はたったの0.5g。それまで持っていたスケールは1g単位だったので、これでは役不足。薬剤を正しく量れないと、コバエの駆除はおろか、植物を痛めてしまうことだって考えられる。

 「ああああッ! 水と薬剤の正確な希釈液を、必要な量だけ、使用直前に新鮮なヤツを作りたいッ! コバエを根こそぎ駆除したいッ!」というのが、0.1g単位で計測できるKW-220を買いに走った一番の動機だった。

追加計量とmLモードで2,000倍の希釈液がきっちり。しかも洗えてスッキリ!

 KW-220を使えば、1Lの希釈液を作るのは至極簡単だ。

1) スケールの上に器を載せて「ON/OFF」ボタンを押して電源を入れる
2) 「0表示/微量」ボタンを押して、微量モードに切り替える
3) ダントツ(R)水溶液を0.5g計量する
4) 「0表示/微量」ボタンを押して、追加計量で0表示にする
5) 「g/mL」ボタンを2回押して、水の計量のmLモードを選択する
6) バケツにゆっくり水を注ぎ入れる

 ボタンをポンポンポンと切り替えるだけて、気持ち良いほど正確な計量ができた。水を入れ過ぎないように気をつける必要はあるが、薬剤は容器から直接、水は汲み置いたヤカンから入れられるので、計量カップも要らずササッとできる。

微量モードで、ピッタリ0.5gの薬剤が計量できた
「mlモード」でヤカンから直接水も計量できる。ジャスト2,000倍希釈! 気持ちいい

 なにより、計量した後にスケールを流水で洗えるのが良い。家庭で使う場合、郵便物など食品以外を計るシーンはある。特に薬剤は、たとえスケールに直接載せないにしても、計り終わった後にしっかり洗い流せるのは気分的にも気持ち良い。

調味料の重さを知っておけば、より料理がラクに

 追加計量にmLモードの併用はもちろん、食材の計量時に便利だ。特に目分量では失敗しやすいパンやお菓子を作る場合、それらの機能がより発揮される。

 なお、微量モードの0.1g単位で計れるのは200gまで。200gを超えると1,000gまでは0.5g単位に切り替わり、1,000gを超えると最大計量の2,000gまでは1g単位になる。したがって今回のような場合は、微量となる薬剤を先に計ってから水の計量へ、という流れになる。

 液体が量れるKW-220なので、大さじ(15cc)/小さじ(5cc)の調味料の重さも知っておくと、乾燥食材(粉類)用、液体用と計量スプーンを分ける必要も無く、洗い物も減らせる。レシピに大さじ1/2、小さじ1/3とあった場合はなおさら重さを知っておくと目測に頼らずに済む。

微量モードは200gまでは0.1g、200gから1,000gまでは0.5g単位と自動的に変化する
調味料の重さを知っておくと複数の計量スプーンは要らない

 正確に食材を計量して、ボウルにまとめるようなパン作りは特に便利だ。ボウルに強力粉、砂糖、イースト、塩、ぬるま湯のそれぞれを計量しながら入れる。イーストを溶かし、良く混ぜてなじませたところに、バターを投入して捏ね始める。

 ボタンを次々と切り替えて行くだけで正確に分量が量れるので、下準備がよりラクにできる。洗い物も減り、スケールが粉で汚れても、サッと洗い流せるので布巾も汚れない。まさに一石二鳥以上の使い勝手だ。

追加計量、微量モード、mLモードを併用すれば、ボールの中だけで計量がラクにできる
キッチリ計量できれば、失敗なく、安定してパンも焼ける

 サイズは142×216×39mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は545g(単四形乾電池2本含む)。底面にはシリコンゴムが施され、滑りにくく安定感がある。家庭用でもJIS認証を取得している。水没には対応していないが、流水を受けても影響がない「防塵防水保護等級IP65」の防水仕様で、計量皿も簡単に外して洗える。

スッキリデザイン。家庭用でもJIS認証取得のキッチンスケール
底の四隅にはシリコンゴムが埋め込んであり、滑りにくく安定感がある
単四形乾電池を2本使用。電池周囲にも防水加工が施されている
通気孔はあるが、水没させなければ大丈夫
計量皿はひねって簡単にはずして洗える

 KW-220を購入してから、調味料の計量がますますラクになり、料理がますます段取り良くできるようになった。もちろんコバエも部屋から消えた。微量モードと防水仕様を備えるキッチンスケールは、あなたの生活も快適にしてくれるはず!

藤原 大蔵