家電製品レビュー

【ぷーこのe-bike沼】寒い冬だってe-bike!! 焚き火&アウトドアご飯でキャンプ気分♪

今年のお正月は、旅行も帰省もできず、ずっと家にこもりきり。こんなゆっくりのお正月も悪くはないかもね。なぁんて言いながらも、体は鈍るし、テレビは飽きるし、結構つまらない。よーし! 夏に引き続き、今年の冬も夫婦2人でe-bike旅でもするか! と、夫と2人で1泊程度の遠出を計画していた。

夏休みは往復150kmのグランピング旅に出かけて非常に爽快で楽しかった! なので冬休みはちょっと違う方向に出かけよう! と、夫婦でトレックのe-bike「Verve+ 2」(295,900円)と「Verve+ 2 Lowstep」(295,900円)をお借りした。しかも旅にぴったりのフル装備というありがたい仕様!!

ただ、年末に向けてコロナの第三波が押し寄せて、ちょっと風向きが怪しげに。遠くへ泊まりで出かけるのも憚られるし、10数km程度の近場のキャンプ場にでも行こうかと予定を変更。そして、キャンプ場に予約を入れてみたけれど、緊急事態宣言が発令されてキャンプ場も閉鎖されてしまった。こんなご時世だから仕方ないよなぁ……と、夫と二人で近場をお散歩するようにサイクリングを楽しむことに。

e-bike旅を諦めて近所を夫婦でサイクリング

自堕落な生活のお正月休み。そして、在宅勤務続きであまりにも出かけない日々だから、体が鈍りまくっている。いや、それどころか衰えている。完全なる老化を感じる体にギョッとしながら、自宅からほど近い葛西臨海公園やディズニーリゾート方面まで足を伸ばす。鈍り切った体でも、e-bikeがしっかりアシストしてくれる。毎回のことだけど感謝、感謝!! 夫にエスコートしてもらいつつ走ったのだけれど、こんなに近いのか!? と結構驚いた。

鈍り切った体でも、e-bikeなら辛くない
1月の晴れた日の海沿いの気持ち良さよ!

海はキレイだし気持ちが良いし、ディズニーランドのシンデレラ城やディズニーシーのS.S.コロンビア号などが、外から見えると何だかウキウキしてくる。「すっごいおもしろい! 他に家から行けるスポットとかいろいろ行きたいなぁ」なんて話しながら、キャンプへの未練を多少残しつつも、それなりに満喫していた。

ちょっとした観光気分。結構近くてビックリした
外からも結構見えるディズニーリゾート

憧れのキャンプに備えて近所でe-bike×焚き火へ

そんなある日、すっかりe-bikeの虜になってしまった夫がいつものごとく「ちょっとe-bike乗ってくるー!」とフラッと出かけて、数時間後に目を輝かせながら帰ってきた。そして、「焚き火OKな場所を遂に発見しました!!」という報告。焚き火OKの川沿いエリアを探し求めていたのだ。いくつか見つけたそうだけど、2カ所は閉鎖で、最後の1カ所が焚火OKだったらしい。水道もトイレも駐車場もないので、結構ガラガラなのだとか。

ならば決行するしかなーい!! キャンプのために準備していた薪などはたっぷりある。「e-bike×キャンプ」の組み合わせは憧れだったし、今年やりたかった遊び方の1つだった!! 遠くに行かなくても、近所にこんな魅力的な遊び場があったなんて。憧れの焚火を楽しむために、週末にe-bikeに乗り込んで2人でレッツゴー。

私たちの冒険はいつもここから始まる

トレック「Verve+ 2」と「Verve+ 2 Lowstep」はボッシュ製のドライブユニットを搭載。大好きなパワフルなアシストもしっかり、タイヤも太めでしっかり、リアキャリアもデフォルトで装着しているので、サイドバッグも簡単に取り付けられるし、荷物が多少重くても走行が苦にならないパワーを持っている。しかも今回はサイドバッグを複数用意してもらっただけでなく、お尻が痛くならないようなサドルに変更してあったり、カギなども装着した至れり尽くせり状態。

キャンプ用品をたっぷり詰め込んだバッグは、手で持つとよろめきそうに重くて運べる自信はないけれど、e-bikeなら乗せて走っても全然苦しくないし、重さすら感じない。荷物を載せていることを忘れて狭いポールの間などを通過する際に、ポールにサイドバッグをぶつけそうになるほど(笑)。サイドバッグは「ORTLIEB(オルトリーブ)」というブランドで、本当に優秀!!

手に持てないような重たい荷物も、e-bikeなら負担なく運べる

丈夫で大容量だし、見た目も非常に格好いい! 揺れてもリアキャリアから外れない構造になっているし、反射板も付いているから暗い道でも目立つし、さすが自転車専用のバッグだと感動する。

大きく重たい荷物を積んでも走りのパワーはまったく問題ないのだけれど、「Verve+ 2」に乗る夫は折り畳み椅子の長さが乗るときに大変らしい(笑)。体が硬いので「えいやー!」と足を伸ばしてまたがる姿に、失礼ながら爆笑してしまった。私はトップチューブがないステップインタイプの「Verve+ 2 Lowstep」だったので、乗り降りもラクラク。こうした乗りやすいモデルは服装の幅が広がるなと思っていたけれど、荷物を運ぶ場合にもかなり便利なのか!

荷物に高さがあると乗るのが大変らしい
「Verve+ 2 Lowstep」なら乗るのもラクチン

e-bike×焚き火を満喫。アウトドア飯が最高に美味

家から約10kmの目的地まで二人でのんびりe-bikeサイクリング。2人で出かける時は、夫が前を走り、私が後ろからついていく。本当は身長が低い私が前を走ったほうが、視界が広く走りやすいのだけれど、かなりの方向音痴なので先導ができないのだ(笑)。気持ち良くe-bikeを走らせていると、あっという間に到着してしまった。もう少し遠かったら、もう少しサイクリングを楽しめたのに……。なんてちょっと物足りなくなる距離。でも焚き火を楽しむぞー!!

焚き火OKの広場に到着

到着した広場は駐車場がないけれど、e-bikeなので荷物ごと一直線に目的地へ。この日は真冬なのにそこそこ暖かくて気持ち良いアウトドア日和。サイドバッグには薪と焚き火台、他にも水やコーヒー、食べ物もたっぷり。こんなにたくさんの荷物を積んで来れるのか! と荷物を広げてあらためてびっくり。

いっぱいの薪。これで数時間は遊べる

焚き火で暖を取りながら談笑。アウトドアご飯も楽しみの1つだ。豚汁の具材を家で下ごしらえし、メスティンにお水入れて、具材と出汁パックを混ぜてきたお味噌をポンと入れて完成。外で食べるご飯って、いつもの数倍美味しく感じる!! 焼きそばや焼き芋作ったり、川魚を焼いて食べたり。家で過ごしている時間よりも、なんと贅沢で楽しいことだろうか!! お腹いっぱいになった後、ぼんやり火をみているだけで癒される。想像していたよりもずっと楽しくて、これは確実にハマると確信した。

火を見ているだけで癒される
寒い日に外で食べる豚汁の美味しさったら!
直火で焼くヤマメは憧れであり絶品

日帰りのシミュレーションキャンプ旅の最後にご褒美も

暖かな日だったけれど、15時頃から一気に寒くなってくる。ちょっと出かけて昼ごはん食べて、サッと帰るつもりが、焚き火を見ていると時間が流れるのが早くてビックリ。お腹も心も非常に満たされて、たっぷり充電できた! もともとインドア派なので、おこもり生活にほとんどストレスを感じていないつもりなのだけれど、風や太陽とかを感じながら思いっきり深呼吸するのって、やっぱり大切なんだなと思う。「来週もまた来よう!」と話しながら、寒くなってきたし、そろそろ引き上げようと片付け準備。

薪を燃やしたり食材も消化したので、荷物はとてもコンパクト。家までは約10kmだけど、ちょっとだけ寄り道。数km先の私が借りている畑まで足を伸ばして、晩ご飯の食材を収穫。収穫した大きな白菜は、空っぽになったサイドバッグに詰めて帰路に。

夕飯の食材を収穫に畑に寄り道

「帰ったら鍋するぞー!」と、のんびり帰り道を走っていたら、夫が「あっ、ちょっと急いで!」と言うので慌てて坂道を上ると、目の前には丁度素晴らしい夕日が!! このタイミングも含めて最高だ。なんて充実して、なんて素晴らしすぎる1日だろう。遠くへ行けないとか、あれもできない、これもできない、って考えたりもするけれど、近所にもたくさんの楽しいことが落ちていたって感じ!!

キレイな夕日が最高のクライマックス

素敵な夕日を満喫。すっかり日も暮れてしまい、夜道を少し遠回りしながら初めての道を通ったりしつつ帰宅。前後に明るいライト付いているし、バッグにも反射板が付いているので、安心して走ることができる。1日で約30kmほどのゆるーいライドだったけれど、e-bikeがあれば、こんなに自由に1日中遊び回れるのかと感動で震えそう。自転車は身体ひとつで出かけるということが多いけれど、車種次第でかなりの荷物も負担なく運べるし、クルマよりも自由度が高い魅力もある。そして、とにかくめっちゃ気持ちが良い! もう「楽しい!」に尽きる。

フロントライトが明るいから夜道も安心
リアライトも明るいし、サイドバッグの反射板もいい感じ

落ち着いたら「e-bike×キャンプ」に絶対行くぞ!!

私たちは完全に焚き火の楽しさに味をしめた。雨の週末以外は、毎週のようにe-bikeで繰り出して楽しんでいる。e-bikeとキャンプの相性は◎!! もう少し温かくなったら、きっともっと心地良く楽しめそう。でも、寒い冬のほうが人も少ないから良いのかも。なんて、ちょっとワガママなことも考えてしまったり(笑)。

どこへでもキャンプに行けそうなe-bike。相性バッチリ

春になったら、もう少し世の中も明るい方向に向かっていたら嬉しいなぁ。その時はもっと遠出して、思いっきりe-bikeキャンプがしたい!! 行きたい場所や走りたい道がどんどん増えていく。それは楽しみが増えていること。こうした発見があるから、今の生活も悪いことばかりではないのかもしれないと思いながら、明るい季節に期待を寄せているのであります。

安心してキャンプに繰り出せる日が早く来ますように!
徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。