家電製品レビュー

1時間乗っても余裕のe-bikeで自転車通勤、満員電車と無縁で快適!

e-bikeで自転車通勤してみました

共有のe-bikeを1台購入することになった家電 Watch編集部。メリダのECサイトで注文した車体を、先日受け取ってきました。そこで前から興味があった自転車通勤にチャレンジしてみたくて、真っ先に「乗りたい!」と言ってみたところ、編集長から「じゃレビューお願い!」との即答で決定。早速、新品のe-bikeで自転車通勤を始めてみました。

ちなみに筆者は普段からまったく運動をせず、そのうえ4カ月間の在宅勤務で体力・筋力ともに衰えまくり。それでも、アシストしてくれるe-bikeなら颯爽と通勤できるはず……と淡い期待をしつつ、一方で初めてなので少し不安もありましたが、結論から言うと「e-bikeなら余裕!」です。

メーカー名メリダ
製品名ePASSPORT TK 600 EQ
価格329,000円

【e-bikeも購入できる「MERIDA EC サイト」はこちら】

e-bikeとは、スポーツ走行向きの電動ドライブユニットを搭載するスポーツタイプの自転車のこと。購入したのは、メリダの「ePASSPORT TK 600 EQ」。乗るときに足を後ろに蹴り上げる必要がなく、サドルの前から足を入れられるステップインフレームが特徴。e-bike初心者や女性も乗りやすいモデルです。

身長155cmの筆者が乗ると、サドルを一番下げた状態でも地面に足がつかなかったので、車体を受け取った「サイクルショップ マティーノ」でシートポストとサドルも購入し、付け替えてもらいました。

マットなブラックがかっこいい車体。乗り降りしやすいステップインフレームが特徴
「ePASSPORT TK 600 EQ」のうれしい装備一覧

ドライブユニットは、シマノSTEPS「E6180シリーズ」を搭載。実際に走行してみるとスイスイ進むので、ペダルを回すのが楽しくなります。自分が漕いだ分だけ力を添えてくれるような、自然なアシストという感じ。いきなりグイッと速度が出て慌てるようなことはなく、安心して漕ぎ出すことができます。

バッテリーにはシマノ製504Whの大容量バッテリー「BT-E8010J」を搭載。満充電時の走行距離の目安は、ECOモードが130km、NORMALモードが107km、HIGHモードが86km。ギアはフロント1速×リア10速の10段変速です。

自然なアシストが快適な、シマノSTEPS「E6180」シリーズ
こちらもシマノ製「BT-E8010J」。504Whの大容量です
サイクルコンピューターの画面で、走行モードやバッテリー残量、距離などが確認可能
左手でアシストモードを変更
右手でギアを調節します

さて、会社から自宅までは片道13km。距離はもちろんのこと、途中に坂が何度かあったりと普段自転車に乗らない人間にとってはハードな道のり……。初日はマップを見ながら1時間半かけて帰りました。

都内に自転車専用レーンを設けた歩道が増えたこともあり、安心して走れました

毎日乗っていると少しずつ慣れてくるもので、ギアをこまめに変えると楽に乗れるということがわかりました。普通の自転車と違ってアシストがあるので、信号で止まった際にもストレスなく再び漕ぎ出すことができます。坂道発進だって余裕。

基本的にはNORMALモードで走行していましたが、坂が続いてちょっとしんどくなったときや、向かい風が強いときはHIGHにしたりと、自分なりにですがモードを切り替えて快適に走れるように。時間も片道1時間ほどに短縮できるようになり、気持ちと体力にも余裕が生まれてきました。

長い坂道もアシストのおかげでスイスイ
前後のライトはLED
かなり明るいので夜道も安心です

ちなみに普段の通勤時間は、電車と徒歩含め約45分。自転車だといつもより少し時間はかかりますが、なかなか落ち着かないコロナ禍において、満員電車を避けられるのはありがたいことです。

ほかにも、電車内は冷房が効きすぎて寒かったのですが、自転車通勤だとそんな悩みとも無縁。特に退勤時は風が涼しくて気持ちいいんです。逆に暑さに関しては、梅雨が明けてさすがに暑くなってきましたが、アシストを受けながらゆったり漕げば汗だくになることはなかったです。

この時期は暑さとともに日焼けも気になります。私は日焼け止めをこれでもかと塗った上に、ユニクロのUVカットメッシュパーカや、エアリズムUVカットクルーネックTなどを着用していました。会社に着いてサッと着替えて汗ふきシートで身体をふけば、サッパリして仕事に集中できます。

満員電車を避け、のんびりと走れるのがメリット
日焼け対策は万全に

余談ですが、筆者は筋金入りの三日坊主で、ジムに入会したきり行かなくなって会費だけを払い続ける……なんてことが何度もあります。最近は暗闇の中で自転車を漕ぎまくるジムが人気だそうで気になっていたのですが、これ、自転車通勤をしたら似たようなことができるし、わざわざジムに行く必要もなくなるしで一石二鳥なのでは? と思ったのでした。

一度バッテリーを満充電にして4日間(約110km)走行したところ、バッテリーの目盛りは2つ減りました。平日に乗るだけだと、2週間くらいは充電せずに乗り続けられそうです。

100km以上走ってやっと目盛り2つ分。頻繁に充電しなくても大丈夫です
コンセントにつないで充電中

最初は、自転車で出勤なんて疲れ切ってしまって仕事どころじゃないのではと思っていましたが、e-bikeのアシストがあれば体力を温存したまま会社に到着できます。道中、気になったお店にふらっと立ち寄れるのも自転車ならでは。

これまで、たまには運動しなきゃと思いつつ重い腰を上げられずにいたのですが、通勤ついでに、運動を無理なく習慣にできる自転車通勤というソリューションがあったのだと、いまさら気付きました。今回購入したePASSPORT TK 600 EQは、乗り降りしやすいステップインフレームや、スタンド、リアキャリアの標準装備など、乗り心地だけでなく実用性もばっちり。e-bike、スポーツ自転車、自転車通勤……どれも未経験という人にもおすすめの1台です。

いい香りに誘われて、買い食いが捗ります……!
メリットたくさんのe-bike通勤、おすすめです

【e-bikeも購入できる「MERIDA EC サイト」はこちら】

鄭 恵慶