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[始めよう薬膳レシピ34]春の不調に効く「胃腸を丈夫にするグラタン」
2018年 5月 4日 18:00
春は、「肝(かん)」の働きが過剰になったり、胃腸の働きに関係する「脾(ひ)」が疲れたりします。今回は、胃腸を丈夫にするジャガイモとキャベツに、鶏ひき肉を合わせたグラタンのレシピをご紹介します。ホワイトソースを使っていないのでず、体質を問わずに食べられるメニューです。疲労回復の効果もあり、春野菜の甘味を味わえるひと品ですよ。
「胃腸を丈夫にするグラタン」の食材効果
今回ご紹介するのは、消化力に働きかける「ジャガイモ」「キャベツ」「玉ネギ」で作る、「胃腸を丈夫にするグラタン」のレシピです。
薬膳で春は、五臓の「肝」のほか、消化を司る「脾」のバランスが崩れて不調を感じることがあるので、消化力を上げたり、胃腸の働きを改善する食材を料理に取り入れることが大切です。
「玉ネギ」は、胃腸の働きを良くする以外に、血栓を予防する効果もあるので、サラダやマリネなど、いつものメニューにチョイ足ししてみてくださいね。
「胃腸を丈夫にするグラタン」の材料
<材料:2~3人分>
ジャガイモ:3個
オリーブオイルなど食用油:適量
鶏ひき肉:230gくらい
カレー粉:小さじ3
塩:適量
コショウ:適量
キャベツ:1/4カット
玉ネギ:1個
バター:適量(マッシュポテトに混ぜる、グラタン皿に塗るのに使用)
ナチュラルチーズ:40gくらい
パルメザンチーズなどの粉チーズ:適量
オーブンを使うので、材料のほかに、グラタン皿などの耐熱容器が必要です。
「胃腸を丈夫にするグラタン」の作り方
1.ジャガイモはあとで潰して使うため、先に茹でておきます
2.オリーブオイルを熱したフライパンで、鶏ひき肉、カレー粉、塩、コショウを炒め、パラパラになったらお皿へ移しておきましょう
3.キャベツと玉ネギは細かく刻み、塩、コショウをして、フライパンでさっと炒めておきます
4.茹で上がったジャガイモは、マッシャーか木べらなどで潰します。お好みで、塩、コショウ、バターを加えてもOKです
5.バターを塗ったグラタン皿へ、半量の潰したジャガイモを敷き、炒めた鶏ひき肉、炒めたキャベツ、ナチュラルチーズ、残りのジャガイモの順に重ね、最後に粉チーズを振り掛けます。使うグラタン皿は、大き目のものでも、小さなグラタン皿を人数分準備しても、どちらでも大丈夫です
6.オーブンなどで、焦げ目が付くまで10分ほど焼いたら出来上がりです
薬効1「ジャガイモ」
薬膳で「ジャガイモ」は、消化器官を意味する「脾胃」の機能を高める野菜です。また「気」を増すので、季節の変わり目や環境の変化、疲れが溜まるなどして、エネルギー不足を感じたときにも適していますよ。