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パナソニック、環境に配慮した乾電池エボルタNEO 再生亜鉛採用

アルカリ乾電池「EVOLTA NEO(エボルタNEO)」をリニューアル

パナソニック エナジーは、環境に配慮した再生材を採用したアルカリ乾電池「EVOLTA NEO(エボルタNEO)」を5月より順次出荷開始する。単一形、単二形、単三形、単四形、9V角形の計27品種を展開。

最も長持ちする単三形アルカリ乾電池としてギネス世界記録に認定されているエボルタNEOシリーズをリニューアル。マイナス極の主要材料である亜鉛に100%再生亜鉛を採用し(単一形~単四形のみ)、本体重量の15%を再生材由来としている。エボルタNEOの長持ちする特徴とあわせて、環境負荷の低減につながる乾電池を開発したという。

同時に製品ロゴとデザインもリニューアル。地球上に暮らす顧客の「大切なものや時間」を強く支えるイメージを、ロゴ「EVOLTA」の「O」を地球と見立てることで表現。製品には同ロゴを印象的に配置し、思いをより強く伝えるデザインに仕上げている。

「EVOLTA」の「O」を地球と見立てるデザインにリニューアル

さらに、2021年よりパッケージには紙素材を採用。環境負荷を抑えながら使いやすさも両立している。このほか、製造拠点である二色の浜工場は、CO2排出実質ゼロを実現。また使用済み乾電池から分離した亜鉛・マンガンなどを含む混合粉末の肥料へのリサイクルプロセスを確立するなど、製品廃棄後における資源循環型の取り組みも推進している。

リニューアルした単一形~単四形は、本体重量に対する再生亜鉛の割合15%を実現。当該再生亜鉛は、原料メーカーから「マスバランス方式」に基づき再生材由来100%であるとUL認証済み(UL2809)として取得。「マスバランス方式」とは、ある特性を持った原料(本事例では再生材由来の原料)とそうでない原料を混合し、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品(本事例では亜鉛)の一部に対してその特性(本事例では再生材由来)の割当を行なうもの