10分こそうじ
入居時や掃除した後のキレイをキープする「プチ手間」
2023年4月18日 08:05
新年度が始まって環境が変わり、引っ越すことになった人もいるのではないでしょうか。実は、入居したタイミングでひと手間かけておくと、これからの家事がスムーズになるんです。
面倒な家事が楽になったら? 入居時のままキレイに暮らすことができるとしたら? 新生活のスタート時にやっておきたい「プチ手間」をご紹介します。もちろん、すでにお住まいのお家でもぜひ試してみてください。
外気からの汚れをシャットダウン
リビングだけでなく、各部屋の壁に通気口が付いている場合はフィルターを入れることをおすすめします。筆者は半年ごとに交換していますが、びっくりするほど汚れていることがわかります。
外からの塵や車の排気など、室内環境を汚れた外気から守り、家の中の空気を快適に保つ手助けになります。フィルターはメーカーから推奨されているものや、通気口のサイズに合わせて選ぶようにしましょう。
エアコンの害虫侵入対策
部屋に出てくる害虫は、排水溝や窓や通気口など、外からの侵入がほとんどなので、できる限りの対策はしておきたいところ。エアコンのドレンホースにキャップをつけるなどして、害虫の侵入を防ぐことをおすすめします。
筆者は暑くなってエアコンをつけたら、上から虫が落ちてきた! こんな経験をしたので慌ててキャップをつけました。日常生活でも、窓に網戸を設置したり、短時間であっても開けっ放しにしないことも大切です。
汚れる前にやっておきたいキッチンの対策
油汚れ・調理による傷や汚れからキッチンを守るためには、換気扇にフィルターを貼るほか、ガスコンロの排気口カバーも有効です。排気口に調理中に飛んでしまった食材が入ってしまうのを防ぎます。
調理台の傷を防ぐシリコンマットなども販売されているのでチェックしてみてください。
洗面所・トイレは掃除のしやすさがカギ
限られた空間の中での衣類の着脱、身支度などにより、髪の毛やホコリが多い洗面所とトイレ。その上、湿気も溜まりやすくカビが発生しやすいため、掃除しやすい仕組みを作って、キレイを保てるようにしましょう。
お掃除してもすぐに汚れが目立つ原因は、天井にあるかも。空気やホコリの出口を詰まらせないようにすることが、洗面所をキレイに保つコツです。換気口にフィルターを貼り、こまめに交換します。
洗濯機周りの汚れは、掃除したくても隙間が狭すぎてできないことが多いと思います。特に防水パンやホース周りは厄介。洗濯機を設置するとき、掃除しやすいようにかさ上げしておくと便利ですよ。
洗濯機の四隅に設置するかさ上げ台のほか、キャスター付きで移動できるものもあります。なお、機種や環境によってはかさ上げができない場合もあるので注意が必要です。
トイレはニオイ対策と、掃除の頻度を増やすための仕組みが重要。床を拭き掃除した際に気付く便器の付け根部分の汚れは、ニオイの原因にもなりますので、汚れる前に養生しておきましょう。
洗面所同様、空気の入れ替えが重要なトイレ。特にニオイが気になる場所なので、こまめな掃除と換気を心がけましょう。
換気口を毎回外して洗うのは大変なので、掃除機のノズルをブラシタイプに替えて吸い取っています。上述したフィルターを使うのも良いでしょう。
お風呂を汚れにくくするには「浮かせる収納」
お風呂は入浴中の湿気と温度と皮脂汚れでカビが発生しやすい場所。嫌なお掃除BEST 3に入る場所なので、なるべく汚れが付きにくい環境にして、掃除を楽にしましょう。
まずは、目に見えない黒カビの原因菌を隅々まで除菌できる「防カビくん煙剤」で、カビが発生しにくいお風呂に。さらに、シャンプーのボトルなどは「浮かせる収納」を活用して、水滴や汚れが溜まりにくい仕組みを作ります。
このほか、入浴後の習慣として、スクイージーやクロスで水滴を除去。全体を行なうと続かないので、鏡やドアだけ……30秒からでも始めてみましょう。
【番外編】早くやっておけば良かった! 床のフロアコーティング
実は昨年、入居15年目の自宅に実施したフロアコーティング。長年、ワックスを繰り返していましたが、プロにお願いして思い切って行ないました。
フローリングに専用の塗料をコーティングするのですが、とにかく、やって良かった! 床の輝きにより部屋全体が明るくなり、汚れが付きにくいので掃除も楽になります。経年の傷や凹みは修復できないので、入居時にやっておけば良かったと少し後悔。
ダイニングテーブルや椅子、ソファの脚にキズ防止フェルトを貼るなどの対策も更に行ないました。新築の戸建てやマンション購入時にはぜひ、おすすめです!