老師オグチの家電カンフー

「オーバーサングラス」で夏の日差しから目を守る

カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
SEAGULL(シーガル)「SGB 5010-03 偏光オーバーサングラス」(購入価格はヨドバシ.comにて3,270円)

まだまだ暑い夏が続くようで、強烈な日差しから目を守るためにオーバーサングラスを購入しました。オーバーサングラスとは、メガネの上からかけられるサングラスですね。

前々からサングラスが欲しいと思っていたのですが、度付きのレンズにする必要があり、購入を見送っておりました。視力を測ったりする手間やらコストに躊躇したからです。そんなある日、なんとなく「メガネの上からかけられるサングラスがあるんでは?」と思い、ネットを検索してみたところ発見したので、即ポチりました。

メガネの上からかけられるくらいですから、サイズが少しゆったり大きめです。まぁ、たいていのサングラスは大きめなので気にはなりません。女性セレブが着用するようなサングラスの方が派手ででかいですよね。花粉症用のメガネのように、サイドや上部も覆うような形状となっています。レンズは偏光レンズで、色は真っ黒ではありませんが、これでも紫外線99.9%カットの仕様となっています。

サイドや上部もカバー。レンズは紫外線99.9%カット

実際に炎天下でかけてみると、横からの日差しも完全に遮ってくれます。眩しくないというだけで、気温まで低く感じるのは不思議なものです。そして、強烈な日光は、思いのほか目やその周辺の筋肉に負荷をかけていたのでしょう。日差しによるストレスが軽減されるのも実感します。実は、お医者さんから白内障の診断を受けているのですが、サングラスによる紫外線カットは白内障の発症や進行の予防が期待できるそうです。むちゃくちゃ良いことづくし。

重量は実測で28g弱。ほとんど気になりません
メガネの上からかけるので、大きめの眼鏡の人は事前にサイズをチェックしてください

買う前は気になっていた装着感も、本体が軽量なので悪くありません。デザインは、どうなんでしょう? 自分ではフツーかなと思っていますが、娘などはいっしょに歩くときに、ちょっと嫌そうな顔をします。でも、それはどんなサングラスでも同じかもしれません(笑)。

見た目よりも、見る目を保護することの方が個人的には断然重要ですから、これも夏の必携アイテムに決定です。日傘を導入した時も思いましたが、もっと早く導入すればよかったですね。似たようなオーバーサングラスはネットで1,000円台から販売されているんで、気軽に試してみてはいかがでしょう。

ギラギラ太陽の下でも目からの暑さをカット
小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>